Safariでは、「タブ」を増やすことで複数のWEBページを同時に表示できます。WEBページを見比べたいとき、現在のページを閲覧中に他のページを参照したいとき、タブを切り替えつつ読み進めればWEBページを開き直す必要がありません。Safariに限らず、タブはいまどきのWEBブラウザにとっての必須機能となっています。
しかし、タブにも困った側面が。かつてのSafariはいざ知らず、iOS 10以降のSafariはタブの枚数制限はなくなりましたから、まめに閉じないことには際限なく増えてしまうのです。数えてみたら50枚、100枚を超えていたという話も耳にします。
画面右下のタブボタンを長押しすると現れる「◯個のタブをすべてを閉じる」というボタンで、開いているタブをまとめて閉じることもできますが、残したいタブまで閉じられてしまうのが困りもの。もう少し気の利いたタブ管理術があれば……。
という願いが聞き届けられたのか、iOS 13のSafariには「自動的にタブを閉じる」機能が追加されました。『設定』→「Safari」→「タブを閉じる」の順に画面を開き、「1日後」か「1週間後」、「1か月後」のいずれかにチェックを入れておくと、その時期が到来したタブは自動的に閉じられます。こうすれば、どのタブを閉じるかで迷う必要がなくなります。
また、手動でタブを閉じようとするとき「自動的にタブを閉じますか?」というシートが現れることがあります。このシートで選択しても同じ効果を得られますが、いつも表示されるとはかぎらないため、『設定』→「Safari」→「タブを閉じる」画面を表示したほうが確実です。