映画『駅までの道をおしえて』(公開中)の公開記念舞台挨拶が19日に都内で行われ、新津ちせ、坂井真紀、滝藤賢一、市毛良枝、塩見三省、橋本直樹監督、ルー(柴犬)が登場した。

  • 前列左から市毛良枝、新津ちせ、塩見三省。後列左から滝藤賢一、坂井真紀、橋本直樹監督。

同作は伊集院静の短編を実写映画化。愛犬・ルーとの別れを抱える少女・サヤカ(新津)が、老人・フセや、ルースと出会う。現在、Foolinの最年少メンバーとして、「パプリカ」もヒット中の新津が主役を務めたが、オーディションで選ばれ、ルーとは1年半一緒に過ごしたという。

「本日は本当によろしくお願いいたします。こうしてたくさんの方々に観ていただけて本当に嬉しいです」と大人顔負けに挨拶をした新津。親子役を演じた滝藤は「最初に3人(滝藤、酒井、新津)の時間をいただいて、マンションの部屋で1時間くらいともに過ごす時間をいただいたので、自然と家族になって行けた」と撮影を振り返る。酒井は「ちせちゃんがドアを開いて、お父さんとお母さんとして育ててくれましたね」と感謝した。

新津は「ルーは本当にすごいかわいくて、ルーと遊ぶのが楽しかったです。別れる時はすごいさびしくて、わーって泣いちゃいました」と語る。塩見は「彼女の考えてることと、私の考えてたことが一つになった瞬間があったんですけど、こんな時間が新津さんと一緒に持てるんだ、幸せな時間だなって。その期間中は今でも思い出すとむねがきゅっとするような時間でした」と撮影中の心境を表した。最後にはルーも登場し、新津は再会を喜んでいた。