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【この記事のエキスパート】
フードスタイリスト:水嶋 千恵
立教大学経済学部卒業後、メーカー系商社に営業として勤務。
のちに退職し、各料理家やスタイリストのアシスタントを経て独立。
フリーランスのフードスタイリストとしてレシピ考案やフードスタイリングをTV番組、CM、グラフィック、映画、雑誌、書籍など、フードスタイリストとしては珍しく動画からスチールまで幅広く手掛ける。
チョコレートタルトやフルーツタルトなどお菓子作りから、キッシュ型、パイ皿としても使えるタルト型。シリコンやステンレス、長方形、丸型、底抜けなど様々なタイプやサイズがあります。この記事では、タルト型の選び方とおすすめ商品、口コミをご紹介します。
フードスタイリストに聞いた!
タルト型の選び方
パーティーやイベントでタルトを出せば、食卓が一気に華やかになりますよね。しかし、そんなタルトも、焼いた後に生地が型にこびりついてうまくいかなかったり、場合によっては割れてしまったりすることもあります。そのため、型のタイプや素材など、選ぶ際に注目すべきポイントがあるのです。
ここでは、フードスタイリストの水嶋千恵さんへの取材のもと、可愛くて美味しいタルトを作るための「タルト型」の選び方をご紹介します。ポイントは次のとおり!
【1】タルト型のタイプ
【2】素材
【3】サイズ
【4】深さ
【5】フチの形状
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】作りやすさに合わせてタイプを選ぶ
タルト型にはいくつか種類があります。見た目やできあがりの好みから選んでみましょう。
初心者なら「底取れ(底抜け)タイプ」を選ぼう
【エキスパートのコメント】
現在、日本のメーカーから販売されているタルト型は、ほとんどが底取れタイプなのではないでしょうか。
底取れタイプは、型から取り外す際にタルトが壊れるリスクが低めです。まだ作りなれていない方がこれから購入するのであれば、底取れタイプをおすすめします。
気に入ったデザインがあれば「共底タイプ」でも大丈夫!
【エキスパートのコメント】
共底型は分離できない仕様の型。しっかり粗熱をとってから外したり、生地を敷く前に小麦粉やバターを塗ったりすればきれいに外せますので、気に入った型が共底型でも、気にせず選んでもいいと思います。
慣れてきたら「タルトリング」もおすすめ
【エキスパートのコメント】
また、底がないタルトリングというものもあります。この型は、タルト生地が天板に直接接地するためオーブンシートを敷く必要はありますが、しっかり焼け、外しやすいとファンも多いです。
【2】金属製・シリコン製など素材で選ぶ
タルト型の素材にも注目してみましょう!
ブリキなど金属製はフッ素加工に注目
【エキスパートのコメント】
タルト型には、ブリキ、ステンレス、アルミにフッ素加工など、多くの素材の型があります。熱伝導の良し悪しや、扱いやすさが違うため、購入時には素材の特性にも注意して選びましょう。
ブリキは焼き菓子作りに向いていますが、水気が苦手。洗ったらすぐに水気を除去し、しっかりと乾燥させる必要があります。ステンレスは水には強いですが、熱伝導率は低いと言われています。
フッ素加工されている型は、調理後に型から外しやすいのが最大のメリットです。長期間使用による劣化にともない、効果が薄れることもあります。
シリコン製は型外れしやすい
【エキスパートのコメント】
フッ素加工されている型は、調理後に型から外しやすいのが最大のメリットです。長期間使用による劣化にともない、効果が薄れることもあります。
【3】サイズをチェック
タルト型の大きさは、1人前の小さいものから大人数向けの大きいサイズまで幅広い種類があります。
【タルト型サイズの選び方(丸型の場合)】
1人分:10cm以下
2~4人分:12cm(4号)
4~6人分:15cm(5号)
6~8人分:18cm(6号)
6~10人分:21cm(7号)以上
普段使いにするなら12cm(4号)~18cm(6号)を、パーティーなど、大人数で分けたいときは7号以上のものを選ぶのがおすすめです。
【エキスパートのコメント】
まずはご自宅のオーブンのサイズを確認してください。せっかく生地まで敷いたのにオーブンに入らない……、なんてことのないように気をつけましょう。
タルト型にはひと口サイズの小さいものから直径30cmのものまであります。サイズによって切り分ける数も変わってきますので、シーンに合わせて選択しましょう。
【4】具材の多さに合わせて深さ(高さ)を選ぼう
タルト型の深さ(高さ)は、約3cmが一般的。ですが、焼き上げる具材の量に合わせて深さ(高さ)を選ぶと、よりバランスの良い仕上がりになります。
チョコレートタルトなど具材が少なくてシンプルなタルトには、高さ3cm以下のものを選ぶのがおすすめ。生地の主張が抑えられてバランスの良い見た目になります。
一方で、キッシュやミートパイなど、具材たっぷりの料理には、ボリュームのある高さ3cm以上の深型タイプがおすすめです。
【5】フチの形状で選ぶ
タルト型のフチは、滑らかな形状のものか波形のものがメジャーです。アップルパイやフルーツタルトなど、出来上がりの美しさを重視するなら、フチが波形のタルト型を選ぶのがおすすめ。タルト生地を敷きやすいのもポイントです。
また、フラットなタイプは生地を敷き込むのにコツがいりますが、こんがりと焼き上がりやすいのがポイント。キッシュなどの料理におすすめのタイプです。
【エキスパートのコメント】
形状も、フチがなみなみしていてお花のような型や四角形の型もあります。ご自分の好みやのせる食材に合わせて選ぶのもいいでしょう。
とくにレシピ本などの既存のレシピを使用して作る方は、必ずレシピに記載されているサイズの型を使用してください。
ブランドの特徴をチェック!
タルト型が人気のメーカー(ブランド)
ここでは、タルト型が人気のメーカーやブランドをいくつかピックアップしてご紹介します。商品選びの参考にしてくださいね。
タイガークラウン|ユニークでかわいい型が見つかる!
新潟に本社を置くタイガークラウンは、調理用品や製菓用品、収納用品など、独自商品を幅広く販売しています。
タルト型だけでも素材や形、サイズの異なる豊富なラインナップを揃えています。また、ハート型やフラワー型など、おしゃれな形のタルト型も販売しているので、かわいいデザインの手作りタルトを楽しみたい方は要チェックです。
GOBEL(ゴーベル)|プロも使う本場フランス製
タルトの本場フランスで生まれた製菓用品メーカー「GOBEL(ゴーベル)」は、プロも愛用するタルト型を数多く販売しています。
底取れタイプのほか、タルトリングや共底タイプなど、本格的なタルトを作りたい上級者向けのラインナップも豊富。
料理からお菓子作りまで使える商品を幅広く取り扱っているので、あなたのニーズを満たす商品が見つかるでしょう。
貝印|初心者でも使いやすくてリーズナブル
包丁やはさみなどの刃物用品を中心に扱う貝印は、リーズナブルで初心者でも使いやすいタルト型を販売しています。
料理サイトのクックパッドとコラボした食べきりサイズのタルト型やお手入れが簡単なフッ素樹脂加工の商品もあり、気軽にタルト作りを楽しみたい方にぴったりの商品が揃っています。
cotta(コッタ)|初心者から上級者まで使える充実の品ぞろえ!
cotta(コッタ)は、製菓用品や製パン材料などを扱う日本のECサイト。お菓子作りキットやラッピングキットも販売しており、初心者から上級者まであらゆるニーズに応える商品が揃っています。
コッタのタルト型は、ミニサイズから浅型、深型、タルトリングと種類豊富。中でもスチールにシリコン樹脂塗装を施した「Black」シリーズは、熱伝導率や型抜けに優れ、プロからも支持を得ています。
さまざまなお菓子作りに挑戦したい方は、コッタの商品をチェックしてみてください。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)