元NMB48の山本彩が、日本テレビ系で生中継される『第37回全日本大学女子駅伝』(10月27日12:00~14:35)と『第5回さいたま国際マラソン』(12月8日9:00~11:50)の応援ソングに起用された。
応援ソングのタイトルは「TRUE BLUE」。山本が作詞作曲を手がけ、プロデュースに大木伸夫氏(ACIDMAN)が参加した、疾走感あふれる楽曲だ。
山本のコメントは、以下のとおり。
――今回、応援ソングを歌うというオファーを聞いていかがでしたか?
「私でいいんですか?」というありがたさと、驚きがありましたが、声を掛けていただけるというのは本当にありがたかったので、音楽で力になりたいなという思いで書かせていただきました。
――今回の楽曲「TRUE BLUE」のタイトルに込めた思いを教えてください。
「TRUE BLUE」は直訳すると「真実の青」ですが、「色褪せることのない青」という意味だと知り決めました。マラソンや駅伝の勝負を決する瞬間は、儚く一瞬のものではありますが、その勝負に懸けている時間や労力、そういった努力はすべて、色あせることのないものであり、時間が経つからと言ってなくなるものではない。必ずその人自身の力になっていくんだっていう思いを込めました。
――作詞、作曲でどんなことを意識しましたか?
普段の自分は、マラソンは得意じゃないんですけど、普段からジムで走ったりはしているので、そういう時を思い出したり、でき上がったデモを聴きながら走ってみたりして楽曲に入り込めるように心がけました。
マラソンや駅伝は前にも後ろにも人がいて、誰かを追われたり追ったりする競技ですが、負けたくない相手が「自分自身」になるときもあるんだろうなと思いました。誰かの背中を追いかけながら走ることや自分の気持ちに負けずに走る場面っていうのをすごく考え、悩んで作ったので、そこに力をもらってもらえたらうれしいなと思います。
歌詞的にもメロディー的にも、立ち止まることやスピードをゆるめることに対し、肯定して背中を押せる、応援する立場にいられたらいいなという思いで作りました。
――この2大会は選手にとって大事な負けられない試合です。山本さん自身は「負けられない」状況で、験かつぎや願掛けをしたりしますか?
あまりしないです。たとえばフェスで、どう受け止めてもらえるかわからない不安な中では、できるだけ「いつも通り」にと心がけています。「これをしよう」と決めすぎていると、もしそれができなかったときに不安が大きくなってしまうので。いつも靴を右から履いているのに左から履いてしまっても、どうも思わないようにしたり、本番前のギリギリまでメイクさんやマネージャーさんなど気の知れた人とたくさんしゃべって、気持ちを落ち着かせています。
――最後に視聴者へ向けてメッセージをお願いします。
この曲はマラソンや駅伝ランナーの皆さんのことを考えながら作った曲ではあるんですけれど、「自分と戦っている」「何かと戦っている」そんな皆さん全てに当てはまる歌なのかなと思います。私も自分自身を鼓舞するためにも生まれた曲になりました。
「TRUE BLUE」をマラソンや駅伝と重ねながら聴いていただけたらうれしいです。また、中継当日は一緒にレースで選手たちの勇姿を見て、一歩踏み出す力や勇気をもらいましょう!