育児を積極的に行う男性「イクメン」を応援するイクメンプロジェクトを推進する厚生労働省後援のもと、「イクメンオブザイヤー2019」授賞式がこのほど都内で行われ、今年最も育児を楽しみ、頑張ったパパタレントが発表された。
イクメン芸人部門よりお笑いコンビ・アンガールズの山根良顕さん、イクメン一般選出部門より杉浦太陽さん、イクメンスポーツ部門より高橋由伸さんが選出。さらに今年初披露となる知育メン部門と動画クリエイター部門からは、それぞれお笑いコンビ・NON STYLEの石田明さんとSEIKINさんが授賞式に登壇し、それぞれの育児や家族にまつわるトークを展開した。
杉浦太陽は3度目の受賞
2011年より制定された「イクメンの日」(10月19日)を記念して、今年一番育児を楽しみ頑張ったパパ・イクメンを表彰するイクメンオブザイヤーは、今年で9回目を迎え、今年は5部門から各受賞者が登壇。受賞者たちには「イクメンオブザイヤー2019」授賞式で盾およびセガトイズより、副賞の「アンパンマン くみたてDIYはしるぞっ! ねじねじアンパンマンごう」が贈呈された。
明治安田生命が実施した子育てに関するアンケートで「理想のイクメンだと思う有名人」の1位が受賞する一般選出部門に選ばれた杉浦さんは、「小学6年生、3年生、1年生、そして10カ月の子どもがいます。6人家族で仲良く賑やかにやっていますが、第2回のイクメンオブザイヤーでも賞をいただいて、昨年の第8回に続き3回目の受賞となりました。本当に恐縮ですが光栄です」とあいさつした。
「自身の子育てに点数をつけたら?」と問われると、「自己採点なので難しいんですけど、あえて言うなら88点。100点を目指さなくてもいいと思うのと、『パパ点』という語呂合わせで。ちょっと高いかもしれませんが」と語った。
知育部門には2017年に双子の娘が誕生した石田さんが受賞。知育部門と同じく今年新たに制定された動画クリエイター部門には、2018年に長男が誕生したユーチューバーのSEIKINさんが選ばれ、「よく外に連れていくようにしているんですが、私が動画クリエイターということもあり、家にあるものがちょっと特殊で。カメラとかいろんな機材でも遊んだりしています」と子どものエピソードを紹介。
「チビキン」として動画にも登場させているが、子どもの将来については「無理やり特にやらせようとは思っていないんですけど、自然とやっぱりカメラとか見ているのでやっぱり興味は持っている感じ。本人の気持ちが大切かなと思いますね」とコメントした。
アンガ山根、結婚相手としての相方に太鼓判?
現在は野球解説者などとして活躍している高橋さんは、子どもとバッティングセンターやゴルフを楽しむ様子や、野球一筋の生活からの変化をイベントで紹介。囲み取材では「本当に時間ができて、子どもといる時間も増えました。季節に関係なく、いい季節にいろんなところに行って、楽しい時間を過ごさせてもらっています」と語った。
2015年に長女が誕生して、すっかり芸人を代表するイクメンとなった山根さんは、相方の田中卓志さんが未だ独身であることに話題が及ぶと、「結婚したいと言っていますし、いい男だと思うんですけどなかなか女性がそれに気づかない。本当におもしろいやつですし、不祥事も起こしませんので。家でパーティーして大きい音も出しませんので」と、騒音トラブルを報じられたノンスタ・井上裕介さんを暗にいじり、石田さんは「なんか全部こっちに刺さってきているんですが」と苦笑した。
さらに子どもの将来や芸人さんとの結婚について聞かれた山根さんは、「ふざけて芸人のネタとかやっているんですが、過酷なのでその道にはいってほしくない」「結婚は中身がしっかりした人であれば……井上はNG」とのことで、石田さんも「芸人は2割くらいほんまにできた良いやつなんですよ。そこを引いてくれれば大丈夫。井上はナシです」「残り8割には本当にみなさんが想像を絶するやつとかもいるんで」と述べ、笑いを誘っていた。
また、「長女は思春期真っ盛りで、身長的にはもう妻(辻希美さん)より大きい」という杉浦さんは、子どもとの距離感で気をつけていることを聞かれ、「深追いしすぎない」「振り向いてほしいからどんどんいくんですけど、どんどん離れていく。会話したいから好きなジャニーズとか聞いちゃって。妻に思春期の娘に聞いたら嫌われる質問と怒られました」と明かし、石田さんに「普通のおじさんになってる」とつっこまれていた。
なお、授賞式前にはイクメンスピーチ甲子園決勝戦も開催。育児と仕事を両立する一般男性3名が決勝スピーチを行い、ウエササリョウさんが令和第一号の「イクメンの星」に選定された。