ネスレ日本は10月15日、コーヒーマシンの新モデル「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ デュオ」とキャッシュレス決済に対応したレンタル専用マシン「バリスタ デュオ プラス」を発表。手間をかけずに牛乳いらずで本格的なカフェラテが楽しめ、オフィスや店舗においては支払いや集金、回収の手間を軽減させた。
ワンタッチでカフェラテを楽しめるコーヒーマシン
日本におけるコーヒーマーケットは約3兆円規模となり、全体の9割の世帯がなんらかのコーヒー商品を楽しんでいる。主に飲む場所は職場4割に対して家庭6割。飲み方はブラック4割に対してカフェラテ6割となっており、ミルクを入れて飲む人が多いという。
そんな日本市場において、カフェラテに注力して開発されたコーヒーマシンが「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ デュオ」(以下、バリスタ デュオ)だ。ブラックコーヒーだけでなく、本格的なカフェラテなど全8種類のメニューをワンタッチで作れる。
コーヒーとクリーマーを投入する2つのタンクを搭載し、それぞれ別々に抽出することでクレマたっぷりのコーヒーときめ細やかなミルクフォームを実現しているという。バリスタ デュオは11月1日から家電量販店や通販で販売され、希望小売価格は税別14,950円。
クリーミングパウダーには、従来の植物性クリーミング「ネスレ ブライト」に加え、新たに乳原料を使用した「ネスレ ブライト エクスクリーミー」が登場。牛乳で作ったようなミルク感のあるリッチなラテが楽しめるようになった。またアラビカ豆を100%使用しその場で焙煎したような香りを楽しめる「ネスカフェ ロースタリー ダークロースト エコ&システムパック」も発売する。
従来からのユーザーの声を反映し、使い勝手も改善。コーヒーやクリーミングが切れそうになったときにランプを点灯させたり、水の量が減ったら量に応じたメニューの抽出ボタンだけが点灯したりするといった変更も行われた。
キャッシュレス決済に対応したバリスタ デュオ プラス
オフィスやショップ、飲食店などの需要に焦点を置いたレンタル専用品として「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ デュオ プラス」(以下、バリスタ デュオ プラス)も取り扱いを開始する。バリスタ デュオに10インチのタブレットを取り付けた製品で、タッチスクリーンによる直感的な操作に対応している。
大きな特徴は、交通系ICカードや、NFCタグを内蔵したネスカフェパーソナルタンブラー、「ネスカフェ アプリ」のQRコードから、キャッシュレス支払いが可能なこと。タンブラーやアプリでは、登録したクレジットカードから自動で引き落としが行われる。
これまでのオフィスで手間となっていた面倒な集計、集金、両替などの手間を省く効果が期待できそうだ。また個人認証も行われ、ユーザーの気分を入力してコミュニケーションしたり、いつも飲むメニューをマイレシピとして表示したりできる。
さらに、ニュースや動画などのコンテンツの配信にも対応。メニューそれぞれの価格は自由に設定でき、自社広告コンテンツなども表示できる。小売店やオフィスなどでの待ち時間に、顧客にコーヒーを提供すると同時にプロモーションを行えるだろう。
バリスタ デュオ プラスは11月15日から提供が開始され、月額500円~2,000円(税別)でレンタルが可能。専用タンブラーは2種類用意され、パーソナルサーモタンブラーは税別3,980円、パーソナルタンブラーは税別1,480円。