俳優で歌手の山下智久が現地時間15日、フランス・カンヌで開催中の世界最大級の国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM - The World's Entertainment Content Market」に登場。日欧共同製作の大型国際ドラマ『THE HEAD』(Huluで2020年春配信予定ほか、全6話)のキャストとして参加し、流暢な英語で撮影秘話などを披露した。
辺境の地にある南極の科学研究基地を舞台に“極限サバイバルミステリー”を展開する本作。2020年春(予定)に日本国内でHuluオリジナル連続ドラマとして配信するほか、ヨーロッパの主要放送局や、中南米、HBO Asiaが網羅する23の国と地域での放送、そして各国の配信プラットフォームでの同時公開もすでに決定している。
エミー賞も受賞した世界的ヒットドラマ『HOMELAND/ホームランド』(Huluにて配信中)のエグゼクティブ・プロデューサーを務めたRan Tellem(ラン・テレム)が製作総指揮を務め、日本からも山下智久がメインキャストの一人として出演。今年9月には撮影地の一つであるスペイン・カナリア諸島のテネリフェ島で国際取材会も開催され、各国から取材陣が集まるなど、注目度の高さをうかがわせた。
そんな『THE HEAD』チームが、フランス・カンヌで開催中の世界最大級の国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM - The World's Entertainment Content Market」に登場。山下智久、Katharine O'Donnelly(キャサリン・オドネリー/イギリス)、Alexandre Willaume(アレクサンドル・ウィローム/デンマーク)、Laura Bach(ローラ・バッハ/デンマーク)、監督のJorge Dorado(ホルヘ・ドラド)、そしてRan Tellemが、トークイベントを行った。
唯一の日本人出演者である山下は、自身初となる「MIPCOM」のトークイベントで「初めて経験する環境だったので、最初はどのようにコミュニケーションをとろうかと心配していましたが、キャスト・スタッフがとても素晴らしく、サポートしてくれて、2カ月半一緒に過ごし家族みたいになれました」と撮影を振り返り、「僕が演じるアキは頭が良くて芯が強い人です。この作品は人の感情のコアな部分を描いているので、共感してもらい、楽しんでもらえると思います」と役について語って各国から来た来場者の興味をそそった。
また、この役をどのような気持ちで演じたか聞かれると「LOVE(愛)です。アキはマギーのことを愛していて、その気持ちが彼を突き動かしています。彼はいつも直感に従っている。ロマンチックすぎるように聞こえるかもしれないけど、本当にそう思うし、真面目に言っています」と、会場を温かい空気で盛り上げながら、作品の魅力を伝えた。