TAG STUDIOは10月15日、派遣社員を対象とした意識調査の結果を発表した。調査時期は2019年8月6~7日、調査対象は20代以上の派遣社員で、有効回答は772人。
派遣先の会社を選ぶ基準として、9つの条件から重要度を調べたところ、「勤務地が重要(とても+まあ)」は96%、「給与が重要(同)」は95%と、これら2つが突出して多かった。同調査では「派遣社員は、時給制であり、交通費が出ないケースが多いという背景が影響していそうだ」と分析している。
派遣先を選ぶ先に重要視したい条件として、9つの条件から3つを選んでもらったところ、「給与」が70.4%と最も多く、次は「勤務地」の56.5%。一方、「キャリアアップ」は6.3%と最も少なく、「経歴を生かせる」も8.7%にとどまった。
次に派遣先を選ぶ際に重要視したい条件を1つだけ尋ねると、1位「給与」(40.2%)、2位「勤務地」(17.4%)に続いて、3位に「勤務内容(やりがい)」(11.3%)が入った。理由としては、「自分が興味ある内容や向いている内容の仕事じゃないとやる気も出ないし辞めたくなって続かない」といった声が寄せられた。
反対に派遣先を選ぶ際にそれほど重要視しない条件を1つ聞くと、最も多かったのは「キャリアアップ」の39.8%で、「そもそも派遣は一時的な労働なのでキャリアアップは求めない」などの意見がみられた。また「経験を活かせる」も17.1%で2位にランクインした。