久光製薬はこのほど、「2020年2月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」を発表した。

  • 久光製薬が「2020年2月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」を発表

    久光製薬が「2020年2月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」を発表

2020年2月期第2四半期(2019年3月1日~8月31日)の連結経営成績は、売上高634億1百万円で、前年同四半期と比べ8.6%減となった。減収の原因として、国内市場の医療用医薬品事業で、後発品使用促進策による影響を引き続き受けたことと、経皮吸収型持続性疼痛治療剤「ノルスパンテープ」の販売を当期首より移管したことを挙げている。

一般用医薬品事業は、厳しい販売競争が続く中、主力商品の「サロンパス」や「フェイタス」シリーズの売り上げは好調に推移した。出荷時期が早まった影響で「アレグラFX」の売り上げが減少した影響もあり、事業全体では、前年同四半期比6.6%の減収となった。

海外市場では、医療用医薬品事業は後発品の影響を受け、前年同四半期比13.1%の減収。一般用医薬品事業は、積極的な広告宣伝活動により、米国では順調に売り上げを伸ばしたが、その他の地域の売り上げが減少し、前年同四半期比2.5%の減収となった。

営業利益は、前年同四半期と比べて9.4%減の101億9千万円だった。営業利益減の主な要因は、売り上げの減少によるものと分析している。販売費および一般管理費は、303億1千9百万円(前年同四半期比5.3%減)だった。