伊藤手帳は10月11日、10月18日の「統計の日」を前に実施した「30代40代働く女性の手帳事情」の調査結果を発表した。調査期間は2019年10月4~6日、調査対象は30~40代の有職者女性でスケジュール管理に紙の手帳を使っている人で、有効回答は431人。
紙の手帳を使っている人のうち、「デジタルツール(社内カレンダーやスケジュールアプリ・TODO管理ツールなど)と併用してスケジュール管理をしている」人は61.0%、「紙の手帳のみを使っている」人は39.0%となった。
紙の手帳とデジタルツールを併用する理由を聞くと、「外出時の記録に便利」が73.8%、「予定を共有するのに便利」が50.2%、「スマホの方が荷物にならない」が38.4%と続き、物理的理由と予定を共有できるという利便性が上位を占めた。また「会社の決まりで社内スケジューラーへ記入しないといけない」との回答も20.9%あった。
一方、紙の手帳のみでスケジュール行っている人に、デジタルツールを使わない理由を聞くと、「入力が面倒」が50.0%でトップ。次いで「手書きの方が記憶に残る」が39.9%、「自分の好きなように記入ができる」が20.2%となった。
全員に紙の手帳を使う理由を質問すると、「スケジュールの管理」が圧倒的に多く71.7%。以下、「様々な記録」が34.3%、「日々起きた事の記録」が31.8%と続いたほか、「自分の気持ちを向き合う」という人も23.0%いた。
来年も紙の手帳を使うかとの問いには、85.6%が「使う」と回答し、「検討中」(9.3%)も含めると94.3%に上った。購入の際のポイントは、「手帳の仕様」が71.2%と最も多く、次いで「手帳のサイズ」が65.2%、「価格」が49.9%と続いた。