米Razerは10月14日 (現地時間)、15.6インチの薄型ゲーマー向けノートPC「Razer Blade 15 Advanced Model」をアップデートした。新モデルはノートPC向けで初めてオプティカルスイッチを搭載した新しいキーボードを備える。
新しいキーボードは、遅延のない高速なキー入力、触感 (タクタイル)によるフィードバックといったゲーマーのニーズに応えるデザインになっている。オプティカルスイッチの利点は、一般的なメカニカルキーボードのようにバウンシングによる誤入力 (チャタリング)が発生せず、遅延を抑えた入力が可能になること。
Razer Blade 15のキーボードは、アクチュエーションポイントがわずか1mmでキー荷重は55g、ノートPC向けで50%以上のキートラベルを実現した。高速な入力を可能にするアクチュエーションに加えて、複数のキーをほぼ同時に連続で入力した際にそれぞれのキーを正確に認識するNキーロールオーバーのアンチゴースト機能を備える。また、アクチュエーションポイントまで押し下げた時点で確かな触感のフィードバックを感じられ、「白熱したバトルで短い時間により多くのコマンドをインプットできる」としている。
Razer Optical Switchキーボードを搭載したRazer Blade 15 Advanced Modelは、ディスプレイが15.6インチのフルHD (1,920×1,080)で、240Hzの高速リフレッシュレートに対応する。CPUはIntel Core i7-9750H、グラフィックスはGeForce RTX 2080 Max-Q、ストレージは512GB SSD (M.2 NVMe PCIe 3.0 x4)。インターフェイスは、HDMI、MiniDisplayPort、Thunderbolt 3 (USB-C)×1つ、USB-C×1つ、USB Type-A 3.1 Gen2×2つ。本体サイズは、フットプリントが355×235mm、厚みが19.75mm。重さは2.3kg。Razer.comで14日に販売が始まっており、価格は2,649.99ドルから。
現時点で新しいノートPC用オプティカルキーボードを選べるのはRazer Blade 15 Advanced Modelのみだが、2020年には他のモデルへの拡大を予定している。