ベルギー王室御用達のショコラティエ『マダム ドリュック』が10月16日、東京・赤坂のホテルニューオータニにオープンする。京都祇園店に続き、国内では2店舗目で東京には初出店となる。今年創業100年を迎え、ニューヨークタイムズが選ぶ「死ぬまでにいきたい場所1,000」にも選出されたほどの名店の味を、一足先に体験できたのでその魅力を紹介していこう。
チョコへのこだわりがすごい!
『マダム ドリュック』はベルギー本国では「Mary」の愛称で親しまれており、日本では創業者の「マリー・ドリュック婦人」の名を取り、『マダム ドリュック』として展開している。
ベルギー王室御用達ショコラティエの中で最も歴史を持つ老舗ブランドだけあって、チョコの品質には相当なこだわりを持っている。メキシコに自社農園を持ち、カカオはビーンズの全生産量の5%以下である最高級の「クリオロビーンズ」を使用。ピュアバターやフレッシュバニラなど、そのほかの素材も吟味しているうえ、創業当初からのレシピを受け継いだ選ばれしショコラティエが手作りしているという。厳選素材と一流職人のコラボ……おいしいに決まっている!
トリュフチョコの味に胸キュン!
今回オープンするニューオータニ店の外壁には、ベルギーの街並みがポップに描かれている。「日常を離れてベルギーでチョコレートを選んでいる気分になってほしい」という願いがあるようで、チョコレートを食べる前から早くもベルギー気分を楽しめるというわけだ。
今回は、新しく発売される「トリュフチョコレート」やニューオータニ店限定の「Miss Mary sweethearts(ミスマリー)」を紹介していこう。トリュフチョコレートは全部で6種類。そのうち、「ノイスチン」「トラフェット」「フォーティブ」の3種類はニューオータニ店でしか購入できないチョコレートとなっている。
「ノイスチン」は、細かく砕かれたヘーゼルナッツとアーモンドプラリネがトリュフチョコレートの外側をコーティングしている。口の中で上品な味わいのトリュフチョコレートが溶けていく。そこに、ナッツたちのカリッとした食感と香ばしさが加わり、まさにハイブリット。
ニューオータニ店で先行販売される「トリュフココ」は、アーモンドプラリネをココナッツフレークでコーティングしている。いただいてみると、食べた瞬間、胸を撃ち抜かれた。これが「胸キュン」というものだろうか。外側を包み込むホワイトチョコレートと独特な甘い匂いを漂わせるココナッツが、さらに甘さを引き立てる。上品な見た目とは裏腹に魅惑的な味わいに驚かされる。
「ミスマリー」は、ウガンダ・ベトナム・メキシコ・ベネズエラ・コスタリカの5カ国のカカオを味を楽しむことができる。最高級のクリオロビーンズの豆が使用されているメキシコのカカオをいただくと、優しい味わいが口いっぱいに広がる。王室では、この耽美なひとときが日常として流れているのだろうか。甘さとほろ苦さを兼ね備えているこのチョコレートはまるで「天使のひとかけら」だった。
チョコレート以外にもヨーロッパで親しまれている「ドラジェ」や「ビスケット」、「フルーツゼリー」や「マロングラッセ」なども販売される予定だ。
宝石箱のようなパッケージにも注目!
最後の一粒のチョコレートを食べ終えた後でも、手元に残しておきたくなる――。そんな宝石箱のようなパッケージもとにかく可愛い。一番人気のパッケージは「Rosine」シリーズになっている。『マダム ドリュック』の象徴的なデザインのパッケージだ。
他にもキラキラと光り輝くボックスやハート型のデザインなど種類豊富だ。今回発売される「ミスマリー」のデザインもベルギー本店で人気のパッケージなんだそう。
大切な人への贈り物や、大好きな家族と贅沢なひと時を過ごすための品、さらには自分へのご褒美を探す際には、ぜひ『マダム ドリュック』へ足を運び選んでほしい。チョコレートを片手に幸せな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。