大型で非常に強い台風19号の接近にともない、ドコモ・au・ソフトバンクが災害対策・支援態勢を発表した。
ドコモでは、ドコモの携帯電話やドコモ光サービスへの影響が想定されるとして、移動電源車や移動基地局車の配備、衛星携帯電話やスマートフォンの市町村役場への貸し出し、ドコモショップでの無料充電サービスなどを予定。また、台風の影響が想定される地域で速やかに復旧作業が行えるよう、、通信ネットワーク保守に必要な人員を各地域で確保しているという。訪日外国人向けの災害情報の提供も行っていく。
au(KDDI)では、本社対策本部、および罹災想定地域の総支社長を本部長とした現地対策室を立ち上げ、台風19号に備える。千葉県の一部地域ではすでにスマートフォンや携帯電話などを充電できる設備を設置。また、市区町村の要請に応じて貸し出せる衛星通信端末を24台用意しているという。
ソフトバンクでも災害対策本部を設置し、準備を整えているとした。移動基地局車や可搬型基地局、移動電源車、可搬型発電機、可搬型衛星アンテナなど、通信の復旧に必要な機材を、台風の影響を受ける可能性がある地域へ配備。また、通信ネットワークの保守を行う人員について、全国で連携が取れる体制を整えているとする。
10月11日時点で、各社は台風15号から引き続いて災害用伝言板や災害用音声お届けサービスを提供している(災害用伝言板→ドコモ、au、ソフトバンク)。台風19号について、気象庁は不要な外出を控えるよう呼びかけており、12日~14日は各社ともショップ店頭の営業時間が変更になったり、臨時休業になったりする可能性があるとしている。