ニコンは10月10日、ニコンZマウントを採用したミラーレス用交換レンズの新しいロードマップを発表しました。フルサイズ対応レンズは、待望の超望遠ズームレンズやマクロレンズをラインアップ。同日に発表したAPS-Cモデル「Z50」に対応するDXレンズは、高倍率タイプの18-140mmの開発を表明。さらに、高画質タイプ「S-Line」ではない通常タイプの交換レンズも初めて名を連ね、交換レンズの低価格化が期待できます。

  • ニコンが、Zマウント用の交換レンズのロードマップを公開した

今回、新たに開発を発表したレンズは以下の通り。

種別 焦点距離
FXレンズ 28mm
FXレンズ 40mm
FXレンズ 60mmマクロ
FXレンズ 105mmマクロ(S-Line)
FXレンズ 24-105mm(S-Line)
FXレンズ 24-200mm
FXレンズ 100-400mm(S-Line)
FXレンズ 200-600mm
DXレンズ 18-140mm

特に注目なのが、超望遠ズームレンズを2本ラインアップしていること。1本が、S-Lineに属する100-400mm、もう1本が通常タイプの200-600mmとなっています。Zマウント初のマクロレンズが名を連ねたのもポイントで、Fマウントと同様に60mmマクロと105mmマクロ(S-Line)の2種類を用意します。

Zマウントレンズは、これまでS-Lineに属する高性能タイプしかありませんでした。しかし、ロードマップに通常タイプのレンズも名を連ねたことで、「Zマウントレンズは大きくて重く、しかも高いものばかり」という印象を払拭できそうです。