星野リゾートは2020年1月15日、米国・ハワイ州オアフ島で「星野リゾート サーフジャック ハワイ」の運営を開始する。海外において3軒目の運営となる同施設は、星野リゾート初の米国での展開となる。
また星野リゾートでは2020年、合わせて5つの施設運営を開始。その概要を紹介しよう。
レトロなハワイを楽しめる「星野リゾート サーフジャック ハワイ」
「星野リゾート サーフジャック ハワイ」は、"古き良き時代のハワイ"の雰囲気を意識したホテル。地元のアーティストが手掛けた装飾が随所に散りばめられ、どこか懐かしさを感じる居心地の良い空間に仕上がっている。
ワイキキの中心地に位置しているので、ビーチに行くのも、買い物に行くのも便利そう。セントラルプールの周りでは、映画の上映や、懐かしいヒット曲をかけるDJによるパーティー、それにハワイアンカルチャーのワークショップなど、さまざまなイベントを予定しているという。
アクセスの良さから、ハワイ初心者でも便利に活用できそう。ハワイ旅に慣れている方には、これまでとは違った楽しみ方を提供してくれそうだ。
※10月9日より予約販売を開始
海を眺めて過ごしたいなら「星のや沖縄」
また国内では、沖縄県本島で初となる施設「星のや沖縄」(沖縄県読谷村)を2020年5月20日に開業する。100室ある客室は全てオーシャンフロント。サンゴ礁に囲まれた浅く穏やかな海が広がる海岸に面していることから、景色を味わってほしいと、低層階にこだわっている。
海風が感じられそうな客室で、時間帯によって刻一刻と変わる海の景色を眺めながら、ただのんびりと過ごしたい……そんな需要に応えてくれそうだ。
※11月12日より予約販売を開始
同施設の隣には、宿泊者以外も利用できる「星野リゾート バンタカフェ」も同日オープン。海との距離が近いテラス席や、ゴロゴロしながら海を眺めるソファ席などで、沖縄らしい食材を使ったドリンクやフードが楽しめるという。
離島の魅力がたっぷり「星野リゾート リゾナーレ小浜島」
沖縄県では離島でも施設をオープンする。2020年4月20日開業の「星野リゾート リゾナーレ小浜島」(沖縄県・小浜島)は、全60室のプライベートヴィラに広大なビーチを備えたリゾートホテル。
同社が運営する「星のや竹富島」「西表島ホテル」に続き、八重山諸島においては3軒目となる。
シュノーケリングや砂浜での星空観賞など、多彩なアクティビティを用意する予定だそうで、既にオープンしている2施設をはしごして、沖縄の離島を満喫する贅沢な旅もありかもしれない。
※10月9日より予約販売を開始
ハマる輪泊!?「星野リゾート BEB5 土浦」
そしてちょっと変わり種なのが、今年からスタートしている新ブランド「BEB5」の新施設「星野リゾート BEB5 土浦」(茨城県土浦市/2020年3月19日オープン)。自転車と宿泊を掛け合わせた滞在「輪泊」をテーマとした施設だ。
茨城県のJR土浦駅は「つくば霞ヶ浦りんりんロード」と呼ばれるサイクリングロードの拠点となる場所。同ホテルは、ロードバイクのレンタルやサイクルカフェなどが入る駅ビルの「プレイアトレ土浦」の最上階に位置する。
自転車に乗ったままでチェックイン・アウトができたり、客室に自転車を持ち込めたりするなど、サイクリングの愛好家にうれしいポイントが満載。さらにダイエット、ファッション、キッズの自転車デビューなど、さまざまな切り口の宿泊プランを展開するそうなので、今まで自転車に関心のなかった人もチェックしてみてほしい。
武家文化を感じる「星野リゾート 界 長門」
最後に紹介するのは、地域の町づくりから携わってきたという温泉施設「星野リゾート 界 長門」(山口県長門市/2020年3月12日オープン)。山口県北部の温泉地、長門湯本温泉の中心を流れる川に沿って立地しており、「御茶屋屋敷」をテーマにしたつくりになっているという。
また界ブランドとしては初めて、宿泊者以外が利用できるショップ「あけぼのカフェ」を併設。「温泉街そぞろ歩き」をコンセプトに、長門湯本温泉全体で街づくりを進めているそうなので、ショップで販売するどらやきとカフェラテを手に、街歩きしてみてもいいかもしれない。
※11月12日より予約販売開始
それぞれが、宿の位置する地域の魅力を生かした運営をしている、星野リゾートの宿泊施設。目的や興味、一緒に旅する人に合わせて、チョイスしてみてはいかがだろうか。