あおぞら銀行の個人向け新マネーサービス「BANK BY AOZORA BANK」の申込件数が、7月16日のサービス開始から約1カ月半で10,000件を突破したことがこのほど明らかになった。サービス開始1カ月の申込数は、従来の6倍のスピードで増加しているという。

  • スマートフォンアプリとデビットカード機能付きキャッシュカードを軸としたサービス「BANK BY AOZORA BANK」

    スマートフォンアプリとデビットカード機能付きキャッシュカードを軸としたサービス「BANK BY AOZORA BANK」

スマートフォンアプリを軸とした新サービス「BANK BY AOZORA BANK」が提供するVisaデビット機能つきキャッシュカードは、コンビニやレストラン、カフェなど全国のVisa加盟店で利用可能。カフェなど全国のVisa加盟店でキャッシュレスで支払いが可能なだけでなく、利用額に応じて0.25%~1%がキャッシュバックされる。

従来、あおぞら銀行の顧客は50~70歳代が中心で、シニア世代に向けて店頭サービスを充実させてきた。ただ、スマートフォン利用の拡大や2019年10月の消費税増税に伴い、経済産業省がキャッシュレスによるポイント還元を主導するなど、日本におけるキャッシュレス化は急速に進みつつある。こういった時代背景などもあり、「BANK」はより若い層(30~50歳代)にアプローチをすることを目指して開発されたとのこと。

  • 従来の顧客とBANK BY AOZORA BANKの開設者年齢比較(2019年8月末時点)

    従来の顧客とBANK BY AOZORA BANKの開設者年齢比較(2019年8月末時点)

従来より若い層に訴求するため、高い品質とスタイリッシュなデザイン性で人気の家電を手掛けるバルミューダの取締役であり、良品計画や日本コカ・コーラなどでアプリを制作してきた勝部健太郎氏を起用。より使いやすく、洗練されたUI/UXデザインを実装している。

また、TheStoryやTheSavingsといった簡単に積み立てできる機能を提供するなど、これまでの銀行とは一線を画したユニークなサービスも特徴。さらに、普通預金金利は年0.001%が多い中、0.20%と業界最高水準の金利を提供している点も、利用者にとっては魅力的に映っているようだ。