東芝ホームテクノは10月8日、5.5合炊きの真空圧力IHジャー炊飯器「RC-10VPN」を発表した。カラーはブラックの1色。発売は11月上旬で、価格はオープン、推定市場価格10万円前後(税別)。
静電タッチ式の「スマートタッチパネル」を搭載した炊飯器。パネルには操作に必要な表示が現れ、迷わず使える。フラットでシンプルなトップパネルは汚れを拭き取りやすく、お手入れにも配慮した。
内釜の釜底は60度の角度で丸みを帯びた「備長炭本丸鉄釜」を採用。大きな熱対流で釜の中心までしっかり加熱し、炊きムラを抑える。内釜の外面には備長炭入り遠赤外線コートを施し、内側のコーティングはダイヤモンドチタンコート。釜底の厚さは7mm。内釜のフッ素樹脂コーティングには5年の保証がつく。
また、内釜の中を真空にしてお米の芯までしっかりと吸水させる「一気ひたし」を搭載。甘みや粘りといったお米のおいしさを引き出す。真空にすることで、洗米後の浸し時間が不要となり、すぐに炊飯が始められる。さらに、熱伝導を阻害する水分中の空気が抜けるため、効率的な加熱が可能。
真空と圧力の制御によって、炊飯の時短を実現。白米3合を「本かまど」コースで炊いた場合の炊飯時間は約38分、玄米と白米を混合して炊ける「玄米・白米混合」コースでは、約60分で炊き上げる。
このほか、玄米3合を約53分で炊き上げる“玄米「そくうま」コース”、真空でしっかりお米に吸水させて冷めても固くならないご飯を炊き上げる「お弁当」コース、米と水が少ない場合でも容量を自動で判定して炊き上げる「少量」コースなど、多彩なコースを用意した。
保温は、真空ポンプで内釜の空気を排気して密閉し、最大40時間までおいしく保温できるとしている。本体サイズは幅270×奥行360×高さ234mm、重さは約6.5kg。消費電力は1420W、気圧コントロールは0.5~1.2気圧。