東京都交通局は都営浅草線新橋駅にて、10月5日始発からホームドアの運用を開始した。新橋駅に設置したホームドアは、東京都交通局とデンソーウェーブの共同開発によるQRコードを用いたドア開閉連動技術を地下鉄で初めて採用している。
都営浅草線は複数の鉄道事業者による相互直通運転が行われており、車両の編成数や扉の数が異なるさまざまな列車が運行されているため、従来の方式のホームドアを導入した場合、各社の車両改修が必要になるという課題があった。
新橋駅に導入したホームドアは、この問題をQRコードとカメラを用いた技術で解決している。ドアの数や編成車両数などの情報を収めたQRコードを車両ドアに貼り、ホーム上に設置したカメラでこのQRコードと列車の動きを検知することで、車両ドアの開閉に合わせてホームドアを開閉させることが可能になった。
東京都交通局は2023年度までに都営浅草線の全駅でホームドア整備を完了させる計画で、新橋駅に続いて大門駅・三田駅・泉岳寺駅の3駅についても2020年春までに整備を完了する予定としている。