JR東日本新潟支社は、新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン「日本海美食旅(ガストロノミー)」に合わせ、上越新幹線の一部列車で座席に美食メニューを届けるサービス「『美食旅』新幹線トレイン・デリ」を12月26日まで実施する。
JA全農にいがたが運営するレストラン「カフェ&グリルみのりみのる」の監修の下、地元の人気シェフが新潟県産の食材をふんだんに使って仕上げたフードや旬の果物を使用したスイーツ、ブランド米「新之助」の玄米茶など、新潟の美食が詰まったメニューを用意。12月26日までの期間中、グリーン車と「グランクラス」の座席に設置するオーダー用QRコードをスマートフォンで読み込んで注文すると、専属のサービスクルーが席まで商品を届ける。支払いは現金・「Suica」・クレジットカードのいずれかで行う。
QRコードを読み込むと表示される画面では、メニューに使用した旬の県産農畜産物を「今月の逸品」と題し、生産者の声や食材に関する豆知識と合わせて紹介する。対象となる列車は、上越新幹線の「とき320号」(新潟駅12時35分発・東京駅14時48分着)、「とき327号」(東京駅15時16分発・新潟駅17時4分着)となる。
今回のサービスは、ジェイアール東日本企画が開発した「QRコードを用いた座席認証&オーダーシステム」の検証を兼ねて実施される。あらかじめ座席ごとに異なるQRコードを設置することで、どの席から注文があったかわかるしくみで、今回のサービスを通して利便性やニーズなどを検証する。