米Intelは10月7日付けで、「Kaby Lake G」(開発コード名、Kaby Lake-Gとも)の製造受注を2020年1月31日をもって終了すると発表した。IntelのCPUとAMDのRadeon GPUを1パッケージに収めたモバイル向けプロセッサ製品で、ライバル関係にあるはず両社が手を組んだとして注目を集めていた。
製造受注を終えるのは、搭載GPUがRadeon RX Vega M GHの「Core i7-8709G」と「Core i7-8809G」、同Radeon RX Vega M GLの「Core i7-8705G」と「Core i7-8706G」ならびに「Core i5-8305G」、同Radeon Pro WX Vega M GLの「Core i7-8706G」と「Core i5-8305G」の計7モデル。要するに、Kaby Lake Gの全モデルが終息に向かうことになる。
Kaby Lake Gの出荷がはじまったのは2018年の第1四半期で、外資系PCメーカーを中心に搭載モバイルノートが製品化されていた。GPU性能の高さを武器に、超小型のデスクトップPC規格「NUC」での採用例もあった。