「doda(デューダ)」(パーソルキャリア運営)は10月7日、20~30代のビジネスパーソンを対象とした「はたらく理由」ランキングを発表した。同調査はオリコン・リサーチと共同で実施したもの。調査期間は2019年6月17~21日、有効回答は1,000人。
「はたらく理由」ランキングの1位は「お金のため:生きていくため」が突出して多く56.3%。理由をみると、20代は「親から自立して生活するため」など経済的な自立を挙げた一方、30代は「老後を安定して送りたい」「年金はあてにならない」など将来への不安を挙げており、年代により差がみられた。
2位は「お金のため:趣味や嗜好品を豊かにしたい」(19.4%)。20代・30代ともに「欲しいものを買って生活を豊かにしたい」など、働いてプライベートを充実させたいという人が多かった。3位は「お金のため:家族を支えるため」(8.1%)。回答者の90.1%が30代で、「家族みんなが楽しく暮らしていくのに必要」といった理由が挙げられた。
以下、4位「やりがい・好きな仕事だから」(3.5%)、5位「社会人として働くのは当たり前だと思うから」(2.7%)、6位「自分自身の成長のため」(2.3%)、7位「社会とつながりをもちたい」(2.1%)、8位「社会の役に立ちたい」(1.9%)、9位「世間体が気になるので」(1.5%)、10位「ほかにやりたいことがありその備え/夢をかなえるため」(1.0%)と続いた。
トップ3はすべて「お金のため」となり、全体の83.8%を占めた。また、7位の「社会とつながりをもちたい」を挙げた女性回答者の46.7%が、産休・育休中の孤独から、社会とのつながりを求め、「自分の存在意義を見出したい」と考えていることが明らかになった。