アプリによっては、大量のデータ通信を伴うことがあります。その代表格はオーディオ/ビデオの「ストリーミング」を行うアプリで、油断するとあっという間に数百メガバイト、ときにはギガバイト単位のデータをインターネットとやり取りします。
だからストリーミングアプリを使うときは通信経路を意識する必要がありますが、油断した隙にWi-Fiからモバイル回線へと経路が切り替わっていることも少なくありません。そうなれば、キャリアと契約しているプランが従量制の場合は通信費用が嵩み、定額制の場合は1カ月の上限が近づきます。
アプリ側にデータ通信を許可するスイッチ(オフラインモードのON/OFF)が用意されていたとしても、安心してはいけません。ついスイッチの切り替えを忘れてモバイル回線でストリーミングを開始してしまった、という可能性があるかぎり油断は禁物です。
そこで確認したいのが、アプリごとのモバイル通信の設定です。iOSでは、アプリごとにモバイル通信を許可/禁止できるため、通信費用が心配なアプリはモバイル通信を禁止に設定しておくのです。システムレベルで禁止しておけば、アプリがどのように設定されていても心配いりません。
操作はかんたん、『設定』→「モバイル通信」の順に画面を開き、対象のアプリを探してスイッチをOFF(緑→白)に変更すればOKです。これで、ストリーミングアプリのために通信費用が嵩んだ、気がつけば定額制プランの上限に到達していた、という事態は防げますよ。