俳優の佐藤健が、フジテレビ系オムニバスドラマ『ほんとにあった怖い話 20周年スペシャル』(12日21:00~23:10)で主演を務めることが5日、明らかになった。同局のドラマに出演するのは、『ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事~』以来5年ぶりとなる。

  • 佐藤健(右)=フジテレビ提供

佐藤が登場する作品は「汲怨(きゅうえん)のまなざし」。孝史(佐藤)は、息子・サトシ(森優理斗)とともにテレビゲームに夢中になっているところを、妻・あすか(阿部純子)から怒られてしまうような少し子供っぽい部分もある父親。孝史が公園でサトシと一緒に遊んでいると不気味な女を見かける。孝史は、その女についてあまり気にしていなかったが、その後も仕事帰りの道や、出勤時のバスの車内でも、その不気味な女を見かけるようになる。

そして、ある晩、ベッドで背中に何かがピタリと張り付いてくるような気配を感じる孝史。あすかかとも思ったが、彼女は目の前にいる。おそるおそる背後を振り返ると、そこには血のような眼を持つ不気味な女が…。

『ほん怖』には10年ぶりの出演となる佐藤は「驚きしかありませんが、10年後にまた出演させていただけることが何よりうれしいです。20年も続けてこられたことはすごいことだと思いますし、今後も続けてほしいです」と番組にエール。

「10年前(に出演)の『顔の道』が自分でも驚くくらい怖い作品になったので、どうせやるなら『顔の道』を上回る作品にしたいと思っていましたが、今回の『汲怨のまなざし』の脚本には、その可能性を感じましたので精いっぱい演じたいです」と意気込み、「怖すぎて、もしかしたらフジテレビさんに苦情が殺到するかもしれません(笑)。僕自身は責任を取れないので、自己責任のもとでご覧いただけたらと思います(笑)」と自信を見せている。

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