NTTドコモは3日、40個のカメラで全身をスキャンし、リアルな自分のアバターを作れるサービス「ポケットアバター」を発表した。専用の撮影ボックスとアプリを組み合わせて利用できる。アプリは同日からApp StoreやGoogle Playを通じて提供開始。サービスのトライアル期間は2020年3月31日までで、同期間中は撮影・アプリともに無料で提供される。

  • 専用アプリ「ポケットアバター」で表示したアバターと、設置された撮影ボックス

「ポケットアバター」では、専用のスキャナーを使い、イラストではなく、実写のようなリアルな本人アバター(キャラクター)を作成できる。撮影は都内2カ所に設置された撮影ボックスで行い、40個のカメラで全身を撮影する。撮影時間は0.5秒ほど。

撮影前に、専用アプリ「ポケットアバター」のQRコードを撮影ボックスの読み取り機にかざすことで、完成したアバターが専用アプリ「ポケットアバター」に送られる。アプリでは「飛ぶ」「回転する」など自由にモーションを付けられ、GIFや動画(MP4)ファイルとして保存可能。アバターはLINEのメッセージで送信したり、InstagramやTwitterで動画として投稿できる。

撮影ボックスの設置場所は、ラグビーワールドカップ2019 東京スタジアム スペクテータープラザ(東京都調布市)と、東京ソラマチ5F「PLAY 5G 明日をあそべ」エリア(東京都墨田区)。東京スタジアムはチケット購入者のみ入場可能で、2019年10月5日、6日、19日、20日、11月1日の5日設置。また、東京ソラマチでは、2019年10月10日~2019年12月31日の期間で設置する。現在、このほかの場所、期間でも撮影ボックスを設置する場所を検討しているという。

正式サービスは2020年4月の開始を目指す。ドコモはこのアバターで、ゲームなどのエンタメ領域や、遠隔会議などのコミュニケーション領域、アパレルなどのコマース領域などへの展開も検討するという。