福島県漁業協同組合連合会が「ふくしま常磐ものフェア オープニングセレモニー」を10月1日に開催した。

  • 安全・おいしいを再認識! ふくしま常磐ものフェア開催

福島県産の水産物を食卓に

オープニングセレモニーは、産直の魚貝と日本酒・焼酎を取り扱う和バル「三茶まれ」で開催された。

今回の「ふくしま常磐ものフェア」では、福島県産の水産物の"安全性"と"美味しさ"を再認識してもらいたいという願いを込めているという。

「常磐もの」とは、いわき市の常磐沖で水揚げされた魚のことを指している。ここで獲れた魚は、新鮮かつ美味しいということで高い評価を受けている。中でもホッキ貝やヒラメ、カレイやサンマなどの美味しさは別格だ。

東日本大震災から8年が経過した現在、福島県産の水産物の安全性は確認されているものの、風評被害が大きな壁となっている。

今回のイベントを通して、「常磐もの」の魅力を伝えると同時に、全国の食卓に福島県産の魚たちを届けていけるよう取り組んでいくそうだ。

福島県産の酒・魚・肉が大集結

「ふくしま常磐ものフェア」に先駆けて、オープニングセレモニーでは豪華なコース料理が振舞われた。会場は、台湾出身のインフルエンサーやお店の常連客で賑わっていた。

オープニングセレモニーの会場となったのは、三軒茶屋にある和バルの「三茶まれ」だ。産地直送の魚貝や日本酒・焼酎をメインに取り扱っている。

前菜には「梨とアンディーブのサラダ仕立て・ウズラもも肉のコンフィ・福島県産ホウボウのエスカベッシュ」が登場した。秋のシンボルでもあるイチョウや紅葉の葉が添えられていて風情を感じさせる。

サラダには「福島県産ホッキ貝とベーコンのサラダ」が運ばれてきた。白色と淡いピンク色が見事にグラデーションされているホッキ貝は、見ただけで噛み締めた時のあの「甘み」を想像することができる。肉厚で外側はこんがりと焼かれているベーコンとの相性は間違いない。

メインディッシュとなるのは「福島県産鮮魚の盛り合わせ」だ。福島県産水産物を代表する魚でプレートが豪華に盛り付けられている。伊勢エビが圧倒的存在感を放つ盛り合わせを見た海外のお客さんは大喜びだ。歓喜極まりない反応を見せてくれた。

他にも魚料理には「福島県産カレイのソテー ウニとサフランのソース」、肉料理には「福島牛のロースト 和風レホールソース」が並べられた。

そして今回は、福島県いわき市にある酒造「合名会社四家酒造店」の蔵元も登場した。常磐の魚に合う日本酒をオープニングセレモニーで披露した。少し辛めのしっかりとした味わいが特徴的だ。魚と日本酒の相性は抜群。最強のマリアージュだ。

首都圏の飲食店25店舗で開催!

「ふくしま常磐ものフェア」は、10月1日から15日・11月1日から15日までの二つの期間に分けて全30日間開催される。

首都圏の飲食店25店舗で福島県産の水産物を堪能することができるイベントになっている。この期間でしか食べられないメニューになっているので、ぜひこの機会にコンプリートしてほしい。