消費税率が10%に引き上げられた10月1日、ジェーシービーがキャッシュレス決済の普及に向けた取り組み「#JCBみんなのキャッシュレス」をスタートさせた。都内で行われた発表会では、イベントの概要や同社の思いが語られ、ゲストにりんごちゃんとスピードワゴンの二人も登場した。
「#JCBみんなのキャッシュレス」とは
「#JCBみんなのキャッシュレス」は多くの人に「便利で、お得で、安全・安心なキャッシュレス決済」を身近に体験してもらうことを目的としたイベント。消費増税にともない、事業者のポイント還元施策を国がサポートする「キャッシュレス・消費者還元事業」のスタートを機に、第一弾は新橋ガード下横丁で10月7日まで実施される。
期間中JCBのキャッシュレス決済の利用者なら、来店から2時間はドリンク(生ビール、酎ハイ、サワー、焼酎、ワインなど)が半額に、またJCBに関わらずキャッシュレス決済の利用者全員が各対象店舗が考案した限定メニューを注文できるという。
この取り組みは、札幌の場外市場(10月24日~27日)、名古屋の金シャチ横丁(10月31日~11月3日)、広島の横川商店街(11月12日~13日)などでも展開予定で、同様にキャッシュレス決済の利用者だけがお得になる割引サービスや抽選キャンペーンが企画されている。
キャッシュレス化に貢献したい
発表会で同社の取締役兼常務執行役員・岩井克実氏は「消費の場において、キャッシュレスがこれまで以上に広がっていくことでしょう。JCBカードとしても、消費者の皆様、加盟店様、両側の視点でキャッシュレス化の進展に貢献していきたい」と意気込みを語った。
キャッシュレス市場の現状について、岩井氏は「これまで消費全体の9割を占める270兆円規模の市場で、キャッシュレスの導入が実施されてきた。さらに利用者を増やすために『キャッシュレスを利用できるにも関わらず現金を使う人』を減らしていきたい。クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの利便性を上げていく」とし、「中小事業者による30兆円規模の市場が残っている。ここを伸ばせば裾野が広がる。QRコード決済、バーコード決済などの支払いサービスを訴求していきたい」と説明した。
このあとゲストに、りんごちゃんとスピードワゴンの2人が登場。スピードワゴンの小沢さんは「イチバン好きな3文字が、オトク。普段、あまりキャッシュレス決済はしないけれど試してみたい」とコメントし、#JCBみんなのキャッシュレスの取り組みに興味を示していた。