スマホ決済サービス「PayPay」のPayPay残高が、「PayPayマネー」として9月30日から出金できるようになりました。PayPay残高とはPayPayの電子マネーのことで、対応店舗・サービスでは現金の代わりに使えます。
クレジットカードや電子マネーなどを対象店舗で支払うと、2020年6月30日まで5%もしくは2%がポイント還元される「キャッシュレス・ポイント還元事業」の対象店舗で使えば、5%を還元するキャンペーンも行われているPayPay。今回のPayPayマネーは2019年7月10日に登場が予告されており、各PayPay残高の名称は7月29日から変更されていましたが、ポイント還元事業スタートで使う機会が増えた(かもしれない)いま、4種類になったPayPay残高について、改めて確認してみましょう。
PayPayマネー
PayPayマネーは、銀行口座登録による本人確認もしくは、PayPayアプリ内の「かんたん確認」が完了した後に、銀行口座やヤフオク!の売上金、現金などを利用して、PayPay残高にチャージしたPayPay残高。このPayPayマネーは、指定の銀行口座へ振り込む形で払い出し可能です。4種類のPayPay残高のなかでも、払い出しができるのは「PayPayマネー」のみ。PayPay残高を送る機能や、わりかん機能による友だちへの送金も可能です。有効期限は無期限。
PayPayマネーライト
PayPayマネーライトは、いわば「PayPayマネー」から所定の本人確認を省いたPayPay残高。銀行口座やヤフオク!の売上金、現金などのほか、Yahoo! JAPANカードやソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを利用してPayPay残高にチャージした残高ですが、払い出しは不可。すでにチャージしたPayPayマネーライトがPayPayマネーに移行することもありません。こちらも、PayPay残高を送る機能や、わりかん機能による送金が可能です。有効期限は無期限。
PayPayボーナス
PayPayボーナスは、特典やキャンペーンなどで贈呈・還元されたPayPay残高。例えば、ポイント還元事業に合わせた還元キャンペーン「まちかどペイペイ」で5%還元されるPayPay残高はこれに当たります。電子マネーとして使えますが、“ポイント”の意味合いが強く、PayPay残高を送る機能や、わりかん機能には使えません。有効期限は無期限です。
PayPayボーナスライト
PayPayボーナスライトも、PayPayボーナスと同じく、特典やキャンペーンなどで贈呈・還元されたPayPay残高です。しかし有効期限が(付与日から)「60日間」に設定されており、有効期限を過ぎると失効します。
PayPay残高の支払いには優先順位があり、PayPayボーナスライト>PayPayボーナス>PayPayマネーライト>PayPayマネーの順で使用されていきます。なお、ポイント還元事業の対象店舗は店頭ポップなどのほか、Android/iOS向けアプリ「ポイント還元対象店舗検索アプリ」でも確認できるので、ポイント還元事業の開始でキャッシュレス決済をしてみようと興味を持った方はチェックしてみてもいいかもしれません。