日々仕事をする上で、同僚や先輩・後輩、取引先の相手など、接する人たちは数多い。そんな中、昔ほど画一的なファッションを求められていないとはいえ、「あれれ、この人のこの服装、NGじゃないの!?」と感じたことのある人は多いかもしれない。今回はオフィスで働く女性マイナビニュース会員500名にアンケートを実施し、「マナー違反だと感じる女性の服装」について聞いた。

  • マナー違反だと感じる女性の服装を見たことはある?※画像はイメージ

Q.職場の同僚や先輩・後輩、取引先の相手など、マナー違反だと感じる女性の服装を見たことはありますか

「はい」(57.0%)
「いいえ」(43.0%)

Q.具体的にどんな人が、どのようなシーンで、どんな服装をしているのを見て、マナー違反だと感じましたか

【デニム生地】

・「後輩がデニムスカートを履いてきていました。きれいめだから、と言っていたけれど、オフィスにはNGです」(38歳/教育/事務・企画・経営関連)

・「新しく雇用された契約職員が、ジーンズで職場に現れた。当社ではジーンズを履く風土はないので、周囲を見ながらタブーを分かってくれればいいと思っていた。が、1週間経っても改善されず毎日ジーンズを履いてきていたので注意した」(48歳/教育 事務・企画・経営関連)

【袖なし服】

・「ある程度地位のある女性が、オフィス内でノースリーブを来ているのを見たとき。袖はあるほうがよいのでは」(48歳/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)

・「客先に初めて訪問するのに、キラキラのキャミソール姿にスリッポンでくる。近所のコンビニに行くんじゃないのに」(37歳/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)

【カバン・アクセサリー】

・「きちんとしたカバンを持ち歩かず、書類も入らないサブバッグのみで出勤しているのを見た」(30歳/輸送用機器(自動車含む)/建築・土木関連技術職)

・「プラスチック製品の生産・加工を行っていて、異物混入防止のためピアスやネイルなどは禁止だが、している」(32歳/その他/その他・専業主婦等)

【ちょっと派手すぎる!?】

・「事前にスーツ推奨と知らされている場面で、派手なピンクのふわふわしたスカートを履いてきていた」(32歳/不動産/事務・企画・経営関連)

・「制服に黒やグレーなどではなくてヒョウ柄の上着を着ていたことと、事務職にはふさわしくないサンダルを履いていた」(41歳/物流・倉庫/事務・企画・経営関連)

・「訪問先に出向く時に、短めで派手な花柄のスカートに、エナメル素材で花のモチーフがついている黒いピンヒールのパンプスを履いていた先輩がいて、とても不思議に思った。アパレル関係の訪問先ならば、まだ分かるような気もするが、先方は皆さんビジっとシンプルなスーツだったので、すこし浮いているかな?と感じた。怪訝そうな表情をする方はいなかったが、個人的にはマナー違反なのでは?と感じる出来事だった」(32歳/フードビジネス(総合)/営業関連)

【ネイルアート】

・「証券会社の窓口社員。若い子でしたけど、ネイルアートがものすごくて。説明されても、指先のネイルが気になって頭に入りませんでした。証券会社とかはやはり、ネイルアートはどうかと。せめて、爪がきれいに見える程度のものにしてほしい」(47歳/その他/その他・専業主婦等)

・「いま一緒に仕事をしている人。マナー違反とまではいきませんが、よく動く職場で、丈が長いカーディガンとワイドパンツなど動くと邪魔になる服を着てくるのがうっとおしいです」(43歳/教育/事務・企画・経営関連)

・「飲食の仕事なのに、派手なネイルをしていた。福祉業で金髪・ピアスで、親御さんの前にその状態で行くのはダメだと思った」(24歳/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

【髪型・髪色】

・「病院勤務だが、医師で診察を行うにも関わらず髪の毛を束ねず、肩より下まで伸ばしていて、見た目も実際にも不潔だった」(41歳/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

・「普段から他チームのリーダーが、髪の色が紫だったりグレーだったり真っ赤だったりと奇抜すぎる。社内ルールで髪の色が決まっているわけではないが、少々非常識ではないかと」(31歳/精密機器/その他・専業主婦等)

【セクシーすぎる!?】

・「若さをアピールしたいのだろうが、キャバクラで働けそうな格好や、下着が透けているような薄い生地のトップス」(45歳/サービス(その他)/販売・サービス関連)

・「職場の女性が胸元がざっくり開いた服を着てきたのですが、前かがみになったら中が丸見えだったので、そういう服を着たいならちゃんと見えないように工夫するか、やめた方が良いと感じました」(41歳/インターネット関連/事務・企画・経営関連)

■総評

調査の結果、職場の同僚や先輩・後輩、取引先の相手などで、マナー違反だと感じる女性の服装を見たことがある人は57.0%と、過半数の人がそのような光景を目にしていることが分かった。

具体的な人物としては職場の同僚や後輩、先輩についてが多く、「露出が多い」「スカートが短い」「シャツの隙間から谷間が見えるほどボタンを開けている」「派手なノースリーブや眩しい色のパンツ」「白いパンツをはいていて下着が透けていた」「Tシャツと作業ズボン」「ジェルネイルの見えるオシャレサンダル」「TPOに合わない色合いの身だしなみ、アクセサリー」などの声が寄せられている。やはり露出が過剰だったり、派手な色合いやデザインは敬遠される傾向にあるようだ。また、Tシャツやジーンズなど、あまりにカジュアルすぎる服装にも抵抗を感じているケースは多い。

ただし、これらの「マナー違反」へのジャッジは、業種や職種によっても許容範囲が大きく異なるものだろう。さらに今回は女性に聞いたアンケートであり、もしかすると男性にとっては「好ましく」映っていても、同性である女性目線ではNGということもあるかもしれない。

ともすれば、独りよがりになりがちなファッションだが、こと職場ということであれば、いま一度自分のいでたちを冷静に振り返り、常に微調整を怠らない心がけは重要だろう。

調査時期: 2019年9月6日〜2019年9月9日
調査対象: マイナビニュース女性会員
調査数: 500人
調査方法: インターネットログイン式アンケート