博物館を貸し切って行われたウェディングの光景を収めた神秘的な写真群がTwitterで公開され、話題を呼んでいる。撮影をしたのは、カメラマンのzenichiro(石川善一郎)さん。ファンタジックな写真に、リプライには感嘆のコメントが集まっている。

今回、zenichiroさんは東京国立博物館(台東区・上野公園内)の本館で撮影。ただし、zenichiroさんによれば、残念ながら個人やチームでの貸し切り申請は不可で、法人化した会社からロケ地として博物館に申請する必要があるとのこと。一方、会社単位での申請のみではあるが、1月に20件ほどウェディングが行われているという。

公開された写真はいずれも、幻想的とも幽玄的とも言えるほど洗練されたもの。これらは編集はしているものの、基本的に明るさと色味の調整だけで、空気感をそのまま再現するべく、フィルターなどもつけていないという。なお、zenichiroさんも、この博物館は「中学校ぶりに行きましたが、大人になってから行ってみたら、またとても厳格ですが綺麗な場所でした」と語っている。

リプライには「めちゃくちゃ素敵で感動しました…」「ヴェールがとても綺麗ですね。幻想的で絵画のようです」「昔々の時代に撮られたビデオテープにこういう場面が出てきそう。とりあえず神秘的にも程がある」「美しい切り取り方です」「写真を見た瞬間、久しぶりに遠い過去の情景を思い出したような、懐かしく、切なく、心の震えを感じました」という感嘆の声が。中には、「立ち止まった過去の闇。未来へ誘われる白き光。うん、美しい」「静寂な写真を見ながら脳内で静かに『タイスの瞑想曲』が響いてくる。神秘的で、甘美な世界。素敵だ」と詩的なコメントも見られた。

またロケ地が、東京国立博物館だと気付いたユーザーからも「あの空間が好きなのでピンと来ました。歴史ある大聖堂で撮影したみたいで、素敵です」「あの明治期の作りの一段一段が高い正面階段なんか、厳かですばらしいですよねぇ…」「あそこの階段と時計のデザイン本当に神秘的っていうか素敵なのでこんな風にも撮れるんですね~」との意見が。さらには「ロケ地がいいのはもちろんですが、カメラマンが上手すぎます」とzenichiroさんの腕を称賛する声も寄せられた。

これらの写真を撮影したのは、写真撮影サービス・ラブグラフのzenichiro(石川善一郎)さん。Twitterだけでなく、Instagramやラブグラフ内の自身のページなどでも、作品を公開している。