すむたすはこのほど、「マンションの住み替えに関する実態調査」の結果を明らかにした。同調査は7月8日~13日、住み替えによるマンション売却経験者312名を対象にインターネットで実施したもの。
公的年金に対してどのように感じるか尋ねたところ、72.1%が「非常に不安を感じる」「やや不安を感じる」と答えた。老後の生活資金に向けて今後予定していることについて聞くと、「貯金・節約」(58.3%)、「資産運用」(39.7%)、「仕事の継続」(23.1%)、「地方への移住」(16.3%)が多かった。
65歳以降の老後の住み替え後、居住物件として予定しているものを聞くと、51.6%が「購入したマンション」と答えた。次いで「購入した戸建て」(34.9%)、「賃貸したマンション・アパート」(31.7%)となっている。
これまでの住み替えによるマンションの売却経験の回数を尋ねると、73.7%が「1回」と答えた。「2回」が14.1%、「3回」は6.4%、「4回」は2.2%だった。
マンション売却経験者にこれまでの住み替え理由を尋ねたところ、「住環境の改善」(40.4%)、「売り時」(24.7%)、「資金確保」(18.3%)が多かった。
住み替え時の売却を行った人にこれまでの売却時に不満はあったか聞くと、68.6%があると回答した。主な理由として、「最終的な成約金額が想定よりも低くなった」(26.0%)、「見積もり時の査定金額が低かった」(19.9%)、「手数料が高かった」(17.3%)が上位を占めている。
初期見積もりと成約価格の差分割合について聞くと、平均9.9%となっている。初期見積もりから成約価格の下がり幅を売却期間ごとに比べると、売却期間が3カ月未満で完了した場合よりも、3カ月以上かかった場合のほうが、成約価格の下落がより多く起こることもわかった。