東京都交通局は10月31日をもって運行終了する上野動物園モノレール4代目車両、40形の引退記念イベントを10月12日から開始する。

  • 上野動物園モノレール40形車両

上野動物園モノレールは、上野動物園の東園と西園駅を結ぶ約300mの路線として1957年12月に開業。「日本最古のモノレール」「日本一短いモノレール」としても知られるが、現行車両40形の経年劣化が激しいことから、東京都交通局は今年1月、同車両を10月31日を最後に引退させると発表。上野動物園モノレールの車両は40形1編成しかないため、11月1日以降はモノレールの運行を休止することになっている。

引退に先立ち、10月12日から40形の前面・側面の窓をシールで装飾。上野動物園モノレール東園駅では同日から40形を模した撮影用のモックアップを設置する。あわせて来園者が40形への感謝などを記入できるメッセージカードも設置。集まったメッセージは10月26日以降に貼り出す。

  • 40形モックアップイメージ

  • 「上野動物園モノレール音声ぬいぐるみキーホルダー」イメージ

10月26日には、モノレール西園駅で「40形車両ありがとうイベント」を開催。「ありがとうメッセージボード」を駅に設置し、来園者が記入したメッセージカードを自分でボードに貼り付けてもらう。メッセージカードを貼付した小学生以下のこどもたちにモノレール缶バッジを作ってもらい、できた缶バッジをプレゼントする。上野動物園モノレールの新作グッズ「音声ぬいぐるみキーホルダー」「タオル」「アクリルスタンド」の3点も販売する。

運行最終日の10月31日には、西園駅の最終列車後にラストランイベント列車を運転。西園駅で駅長による出発式を行い、東園駅到着後に40形車両の撮影会を行う。参加応募はウェブまたははがきで行う。参加定員は50名で、応募多数の場合は抽選となる。