カシオ2019年秋冬・時計新製品発表会のテーマは「先進のテクノロジー、独創のCMFデザイン~Color.Material.Finish.」。CMFデザインとは、英文字で付記されたカラー(色)、マテリアル(素材)、フィニッシュ(仕上げ)のこと。耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の新作から、注目の新色アイテムをご紹介しよう(掲載した写真はすべてクリックで拡大表示。発売月はすべて予定、価格は税別)。
カシオ 2019年秋冬・時計新製品発表会 | |||
---|---|---|---|
G-SHOCK カーボン・メタル |
G-SHOCK ニューカラー |
OCEANUS | PRO TREK |
EDIFICE | BABY-G | SHEEN |
新定番モデルをそろえた「Black and Red Series」
G-SHOCKのイメージカラーともいうべき黒と赤のコンビネーションカラーを身にまとった、Black and Red Seriesが登場。計5モデルをラインナップする。
オリジン血脈を語る意匠とBluetoothによるモバイルリンク機能、電波ソーラーを搭載した「GW-B5600AR-1JF」(2万1,000円)、息の長い定番電波ソーラーモデルがベースの「AWG-M100SAR-1AJF」(2万4,000円)、ブラックのステンレスベゼルが精悍な電波ソーラー「GAW-100AR-1AJF」(2万5,000円)、立体的な時分針やフロントボタンなど、タフネスを激しく主張するベーシックモデル「GA-700AR-1AJF」(1万6,500円)、新型アナデジコンビモデル「GA-140AR-1AJF」。
この顔ぶれに、この色。あたかもG-SHOCKの新たなコアメンバーを紹介するかのような、象徴的なシリーズだ。10月発売。
「X'mas PREMIUM」のカラーを復刻! 「Throwback 1990s」
かつて、90年代にリリースされていた「G-SHOCKウィンタープレミアム」という冬季限定のシリーズがあった。その中の、ベゼルの色埋めの文字をレッドとグリーンで統一した「X'mas PREMIUM」をカラー復刻したオマージュ的新作が「Throwback 1990s」だ。
唯一、当時のウィンタープレミアムにも存在した「DW-5900」を筆頭に、近年復刻された「DW-5700」や、最新のカーボンコアガード構造を採用しつつレトロデザインが香る「GA-2100」など、計5モデルをラインナップ。「Throwback=先祖返り」の言葉通り、すべて非電波ソーラーのベーシックモデルとなっている。
価格は「DW-5900TH-1JF」が1万2,000円、「DW-5600THC-1JF」が1万3,500円、「GA-2100TH-1AJF」が1万4,500円、「DW-5700TH-1JF」が1万2,000円。これとペアモデルになるBABY-Gの「BGD-570TH-1JF」が1万500円。
なお、DW-5600THCとDW-5700THはバックライト点灯時に「SHOCK RESIST」のマーク、BGD-570THは90年代のBABY-Gで使われていた「G」のマークが浮かび上がる。11月発売。
ペアで着けたい! 「Throwback 1990s」BABY-G 35周年カラー
同じく「Throwback 1990s」をコンセプトに、BABY-G 35周年カラーを纏った5モデルが登場。ラインナップは、スクエアケースモデルの「DW-5600THB-7JF」(1万2,000円)と「BGD-560THB-7JF」(1万500円)、オーバルケースモデルの「DW-5700THB-7JF」(1万2,000円)と「BGD-570THB-7JF」(1万500円)といったように、G-SHOCKとBABY-Gのペアを意識した構成となっている。「GA-2100THB-7JF」(1万4,500円)は、おそらくユニセックスとしての着用を想定しているのだろう。
カラーのコンセプトとデザインが明確なので、DW-5600×BGD-570や、GA-2100×BGD-560といったペアも十分アリだ。また、バンドの上下カラーがケース形状ごとに異なることを考えると、さらに組み合わせの楽しみが広がるだろう。11月発売。
早朝や夕刻のジョギング・ウォーキングに最適な「G-SQUAD」
日照時間が短くなるこれからの季節、早朝・夕刻のジョギングやウォーキングでは、交通事故の危険性も大きくなる。自転車、バイク、自動車などから視認されやすい明るい色のウェアを着用するなど配慮するのはもちろんだが、身に着ける時計も安全に寄与してくれるのなら、ぜひそれを選びたいところだ。
そんなユーザーニーズに着目し、バンド部分にリフレクターを装備したモデルが登場。ベースモデルは、G-SHOCKのスポーツモライン「G-SQUAD」から、アナデジコンビモデルの「GBA800」と多くの情報を同時に表示できるデジタルフェイスの「GBD-800」。
3軸加速度センサーを利用した歩数計や、充実のストップウォッチ・タイマー機能に加えて、Bluetoothによるモバイルリンク機能を搭載。精確な時刻取得とともに、アプリ「G-SHOCK Connected」と連携して、設定やログ記録、カロリー算出などが容易に行える。電源はソーラーでなく電池方式。
価格は「GBA-800LU-1A1JF」と「GBA-800LU-1AJF」が1万7,500円、「GBD-800LU-1JF」と「GBD-800LU-9JF」が1万4,500円。リフレクター部は、GBA-800LU-1A1JFのみ蓄光素材。11月発売。
モチーフは「オカピ」! 「LOVE THE SEA AND THE EARTH」コラボモデル
「LOVE THE SEA AND THE EARTH」のテーマのもと、さまざまな環境保護団体とのコラボレーションでその活動を支えるG-SHOCKとBABY-G。今回の国際環境保護NGO「EARTHWATCH」と「GW-9400」(レンジマン)のコラボは、「オカピ」がテーマ。オカピは警戒心が強いことから観察が難しく、詳しい生態などは知られていない。が、数は減少しており、密猟のターゲットにされることもあるという。
「GW-9405KJ-5JR」は、ケースの茶色とバンドのゼブラパターンでオカピの外観をイメージ。ライト点灯時にはEARTHWATCHのマークが浮かび、バンドには「Change The World. Yourself.」とスローガンが入る。裏ぶたにLOVE THE SEA AND THE EARTHの刻印が入り、ゼブラ柄のボックスが付属。その他の機能・仕様は、各ベースモデルに準じる。価格は5万6,000円で、11月発売。