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【この記事のエキスパート】
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート:石関 華子

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート:石関 華子

埼玉県出身、高知県在住。一児の母。慶應義塾大学文学部仏文科卒。三越日本橋本店の洋酒担当を経てワインやビール、ウィスキーなどの洋酒全般の知識を培い、2016年、J.S.Aワインエキスパートの資格を取得。
現在はOffice Le Lionの代表として、高知県内のワイナリーのアドバイザーやワイン検定の講師を務める一方、ワインに関連する記事やコラム等の執筆も多数手がけています。2019年、日本ソムリエ協会高知支部副支部長に就任。


チリと並び、南米大陸の重要なワイン産地のアルゼンチンは、デイリー向けのオーガニックワインの宝庫。日照時間が長く乾燥した気候で、ブドウが病気にかかりにくく、農薬の使用量を抑えて生産できます。この記事では、アルゼンチンワインの選び方とおすすめ商品をご紹介します。

生産量が世界第5位のワイン大国!
アルゼンチンワインの魅力とは?

出典:Amazon

アルゼンチンといえば、南米大陸でも屈指のサッカー大国として有名で、あまりワインのイメージはないかもしれません。ですが、イタリア・フランス・スペイン・アメリカについで、世界第5位のワイン生産国だったのです。

赤道に近く日射量も豊富、アンデス山脈が太平洋からの冷たい風を防いでくれるため温暖な地域。なかでも、メンドーサ州で最も盛んに作られており、国内の約8割近くのワインがここで作られています。

チリと並び南米のワイン産地
アルゼンチンワインの選び方

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート・石関華子さんに、アルゼンチンワインを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。

もっとも生産量が多いのは、アルゼンチン中央部のメンドーサ州
産地から選ぶ

【エキスパートのコメント】

アルゼンチンのワインには、産地ごとにさまざまな特徴があります。もっとも生産量の多い地域は、アルゼンチン中央部のメンドーサ州。とくにマルベックというブドウ品種から、濃厚な赤ワインが多く生産されています。

その次に生産量の多いサン・ファン州は、とりわけ日照に恵まれた地域。シラーやマルベック、シャルドネなどの品種から、多様なワインが生産されています。

また、北西にある産地サルタ州では、標高の高いところにブドウ畑があるのが特徴的。その冷涼な気候をいかし、トロンテスというブドウ品種のアロマティックな白ワインの生産が盛んです。このように、産地ごとに異なる特徴からワインを選ぶのもおすすめです。

赤ワインならマルベック、白ワインならトロンテスを
ブドウの品種から選ぶ

【エキスパートのコメント】

アルゼンチンを代表する二大ブドウ品種といえば、赤ワイン用のマルベックと、白ワイン用のトロンテス。

マルベックはフランスの南西部を原産とする品種で、そのワインは「黒ワイン」とも呼ばれるほどの濃厚な色調と、凝縮した果実の風味が特徴です。

一方のトロンテスは、アルゼンチンが原産の品種。白桃やジャスミンなどの香りが感じられる、芳醇(ほうじゅん)で華やかな白ワインを生み出します。

もちろんこれら以外の品種のワインも数多く生産されていますが、アルゼンチンらしさあふれるワインをお求めの方は、まずはこれらの品種のワインから試してみるといいでしょう。

肉は赤、魚を白が定番
料理とのペアリングを重視して合わせる料理から選ぶ

【エキスパートのコメント】

産地やブドウの品種によって、さまざまな特徴や個性を持つアルゼンチンワイン。とくに相性のいい料理というのも、それぞれのワインごとに変わってきます。

たとえば、マルベックの赤ワインであれば濃厚な牛肉料理と相性がよく、トロンテスの白ワインであれば、白身魚を使った料理などの比較的あっさりとした料理と相性がよいです。

料理とワインのペアリングを重視したいという方は、ワインに合わせる料理と相性のよさそうな1本を選ぶというのもおすすめです。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)