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【この記事のエキスパート】
カージャーナリスト:松村 透

カージャーナリスト:松村 透

輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。

その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。

また、輸入車専門の自動車メディア・カレントライフの編集長を務める。現在の愛車は、2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーランと1970年式の古いドイツ車。妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。


運転中、正しい姿勢に導いて腰の負担を軽減してくれる自動車ドライバー用クッション。長時間運転の首肩疲れをサポートするものなど幅広い種類があります。この記事では、腰痛対策に効果的な低反発・高耐久タイプなど自動車ドライバー向けクッションの選び方とおすすめ商品をご紹介します。

ドライブを快適にする車用クッション

出典:Amazon

長距離ドライブのときは、長時間同じ姿勢で運転を続けるため疲れがたまってしまいます。そんなとき、ドライバー用のクッションがあると快適なドライブを楽しむことができます。

運転中にとくに負担がかかるといわれているのが、首、肩、腰の3カ所。この部位を支え正しい姿勢が取れるようにサポートしてくれるのが、車のドライバー用クッションです。

カージャーナリストからのアドバイス

【エキスパートのコメント】

腰痛対策の方こそ妥協しないで! 予備軍の人も

ドライバー向けのシートクッションを探している方の何割かは腰痛持ち、あるいは腰痛予備軍ではないでしょうか。

腰は痛いけれど、仕事や家庭の事情などで運転しなければならない……。だからといって腰の痛さをやわらげるために無理な体勢でクルマを運転して、姿勢が悪くなったり、体の特定の部分に負荷がかかったりするようでは本末転倒です。

そんな方は妥協せずに、「腰痛対策向けシートクッション」を選ぶようにしてください。

自動車ドライバー向けクッションの選び方

カージャーナリスト・松村 透さんに、自動車ドライバー向けクッションを選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。運転時の負担を少しでも軽減してくれるクッション選びで気をつけたいポイントばかりです。しっかりおさえておきましょう。

気になる部位に合わせてタイプを選ぶ

車のドライバー用クッションは、背中からお尻までの全体を支えるシートタイプと腰や背中・お尻など部分にささえるタイプなどがあります。運転するときにとくに疲れるところに合わせて、合うものを選びましょう。

シートタイプ|全体をサポートしたいなら

出典:Amazon

体の全体が疲れる方は、全体を支えてくれるシートタイプがいいでしょう。このタイプは首から腰までサポートしてくれるので、バランスよく体を支えてくれます。

また適度なホールド感もうれしいポイントです。運転中にがっちりと体を固定したい方におすすめです。

部分タイプ|首、肩、腰などを部分的にサポート

出典:Amazon

首、肩、腰など、疲れがたまってくる部分がだいたい決まっている、ということであれば、その部位のみ支えてくれるクッションを購入するのがいいでしょう。

たとえば腰痛がひどい人に合う腰を支えるタイプは、分厚い形状が特徴で、骨盤を立たせることで姿勢を正してくれます。また、背中を支えるタイプは腰痛や猫背が気になる方にぴったりです。首を支えるタイプは運転の際の緊張で首が凝ってしまいがちな方に適しています。

【エキスパートのコメント】

カージャーナリストからのワンポイントアドバイス

自動車ドライバー向けクッションにはいくつかタイプがあり、クッションとしての役割が少しずつ異なってきます。体のどの部分までをシートに密着させるかが判断基準になります。

「座面のみに敷くタイプ」は、運転席シートの座面自体がへたっている車に乗っている方、座っているとお尻が痛くなる方におすすめです。「背面のみのタイプ」および「座面から背面までのタイプ」は、腰痛はもちろん、シートにランバーサポートが装備されていない場合や、膨らみが足らない場合におすすめです。

いずれにしても、用途が明確になっているシートクッションを選ぶようにしましょう。中途半端なシートクッションは結果として、期待した快適性を得づらく、どっちつかずになりがちです。

クッションの反発性・通気性で選ぶ

出典:Amazon

車のドライバー用クッションは、低反発のものもあれば高反発のものもあります。ご自身のお好みで選んでもいいですが、低反発は自分の体の形状にフィットしてくれるのがうれしいポイントです。

一方高反発は、柔らかさはないものの、正しい姿勢へと直してくれるというメリットがあります。また長時間座るのであれば通気性も重要なポイントです。通気性の悪いクッションだと、とくに夏場は不快感を感じてしまうでしょう。

クッションを固定する方法で選ぶ

出典:Amazon

車のドライバー用クッションの固定方法は大きく「ワンタッチタイプ」と「リングタイプ」に分けられます。ワンタッチタイプは凹凸をはめこんで固定可能なため、らくに取り付けできます。

一方リングタイプはしっかり固定できることがメリットで、長く使いたい方にぴったりの取り付け方法です。どちらが使いやすいのか、はそれぞれですので、お好みで選んでも大丈夫です。

丸洗いできると衛生的に保てる!

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

シートクッションは、ドライバーが運転席に座っているあいだ、常に背中やお尻などに触れていることになります。

そうなると気になってくるのが臭いに関する問題。特に夏場は汗を吸収してしまうため、より臭いがきつくなってしまいます。そのため、シートクッションのカバーを取り外して洗えるタイプがおすすめです。

できれば、クッション本体も、洗濯は難しいとしても、洗剤を溶かしたぬるま湯につけてもOKなタイプだと理想的です。

ファン内蔵や接触冷感などの便利機能にも注目!

体をサポートをする以外にも、便利機能がついたクッションもあります。ファンがシートに内蔵されていて、風が通る商品なら、暑い季節も快適です。

また、ヒーター機能が搭載されているシートなら寒い季節にもあたたかいです。せっかくシートを買うなら、より快適に過ごせる機能にも注目していきましょう。

エキスパートのアドバイス

【エキスパートのコメント】

不測の事態を避けるためシートに固定できるものを!

座面の上にシートクッションを敷く際に、きちんと固定されていないと、やむを得ず急発進および急制動、またはコーナリング中などに、思いがけない場面でずれる可能性があり、とても危険です。運転中でも座面がずれないような素材になっているものを選ぶようにしてください。

ベルトなどで固定できるシートクッションが理想的ですが、たとえばゴムイボによる滑り止め加工が施されていると、クルマのシートクッションの上に敷いてもずれることなくて安心です。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)