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【この記事のエキスパート】
家電コンシェルジュ・ガジェットレビュアー:東雲 八雲
ブルータス、テッカブル、インプレス、ゲットナビ、モノマガジンなどで編集を行うモノ系ライター。
ファッションや家電のスペックだけでなく、ストーリーやブランド性まで加味して良い品を探すのが好き。
週6日の秋葉原・銀座ウォッチや、海外製品の調査まで、とにかく人よりいい品を探すのが大好き。(今まで購入した家電で家が1軒建つとか建たないとか。)
ゲーミングイヤホンは、敵の足音や銃声などが重要なFPSゲームに欠かせないアイテム。本記事では、診断チャートをもとにゲーミングイヤホンの選び方、おすすめ商品とをご紹介。有線・無線(ワイヤレス)、マイク性能重視、コスパ最強、音質重視、ノイズキャンセリング機能搭載したイヤホンなどを厳選しました。
ゲームに向いているイヤホンとは?
通常のイヤホンとゲーミングイヤホンの最も大きな違いはずばり、「音の定位」です。サラウンドとも言われる音の定位はゲーム内で音のする方角から音が聞こえるという技術で、左後ろからの足音や頭の上を飛行機が通過する、正面奥の建物から銃声といったような「どの方角からどれくらい離れて音が聞こえてくるか」というのを表現することに優れています。
また、ワイヤレスであれば低遅延であるという点も見逃せません。通常のワイヤレスイヤホンは画面と音のズレが気になる場面もあり、音が聞こえてきた頃にはもう手遅れということもしばしばあります。しかし、ゲーミングイヤホンであれば低遅延のコーデックや技術などを駆使し、このズレを極力抑えるようになっています。
こういったイヤホンはFPSやTPSだけでなく、タイミングが重要な音ゲーなどにも有効。ただし、ゲームによってはワイヤレスイヤホンだとある程度ズレるのは仕方ないという場合もあるため、注意しましょう。
なお、通常音楽を聞くためのイヤホンはボーカルが強く聞こえるようになっているものが多く、中音域の聞き取りやすさがメインに据えられています。ですが、ゲーミングイヤホンは重低音が聞き取りやすいようになっているものが多いのも特徴の一つ。
とくにゲームの音声は物音などが低音である場合が多く、聞き取りやすさが全く変わってくるでしょう。
PS5、Switch、PC、スマホ? 接続方法を確認
どんな機器でゲームを楽しむかによって、接続方法が異なるので注意が必要です。上記の表をチェックしてみてくださいね。
有線:遅延がほぼなし! 3.5mmミニジャックが無難
有線イヤホンは3.5mmミニジャックかUSB接続がほとんどです。3.5mmジャックはほぼ全ての製品に接続することが可能で、PS5やSwitchといったゲーム機にも適合するのがポイント。端子を搭載しているPCも多く、あまり接続に困ることはないでしょう。
USB接続はUSB-Cタイプが一般的で、主にスマホやタブレットなどに直接接続するにはぴったり。iPhoneや該当のスマホを持っているのであれば、こちらも利用するとよいでしょう。
ただし、手元に接続端子がないとケーブルの取り回しなどが大変というのはデメリット。どこに接続部分があるかは事前にチェックし、ケーブルの長さは問題ないかという点は確認しておくようにしましょう。
無線:ケーブルの取り回しを考えなくて良い分便利
無線接続はその名の通り、ケーブルが無いため取り回しに困ることが無いというのが最大のメリット。こちらは主に2.4GHz接続とBluetooth接続の2通りがあります。
2.4Ghz接続は専用のドングルをUSB端子に接続して使用するタイプ。Bluetooth接続に比べて遅延が少なく、音質の劣化も少ないため性能が良いということが言えます。
ただし、PC以外の機器で使用しようとすると適合しているかどうかをチェックする必要があります。とくにゲーム機やスマホなどで動作確認していない製品は動かないこともあるため、注意しましょう。
Bluetooth接続は対応機器であれば、ペアリングを行うだけですぐに接続できるお手軽さが特徴。2.4GHz接続に比べて消費電力も少なく、バッテリー寿命が長持ちするのもメリットです。ですが、音の遅延が少し気になる、音質の劣化が避けられないため、良い音にこだわるのであれば他の方式も検討すると良いでしょう。
タイプ別診断で発見!あなたにぴったりのゲーミングイヤホンは?
ひと口にゲーミングイヤホンと言っても、その機能性や用途は実にさまざま。自分の目的に合うゲーミングイヤホンをしっかり探すことが大事です。
診断チャートで簡単チェック!
自分に合ったゲーミングイヤホンがどんなものか分かったら、下記から詳しい説明をチェックして商品選びの参考にしてみましょう。
A:マイク性能を重視するなら?
配信を行ったり友人とDiscordなどで通話しながらゲームをプレイするということであれば、マイク性能を重視した高性能な製品を選びましょう。
ヘッドセットと異なり、イヤホンは聞くことをメインに考えている製品が多くあります。そのため、マイク性能を考えるのであれば、別添でマイクが付いている製品、着脱可能なマイクが付いている製品などを選ぶと良いでしょう。
B:コスパ重視なら?
ゲーミングイヤホンがどういうものか試してみたい、限られた予算しかないという場合はコスパを重視した製品を選ぶと良いでしょう。中には5,000円以下で手に入るものもあり、入門機としてはうってつけです。まずは安い製品を選び、物足りなくなってきたら製品性能を重視したものにするのも一つです。
ただし、音質やマイクにノイズが入りやすいなどの可能性もあります。
C:音質にこだわるなら?
音質にこだわるのであれば、サラウンド機能や音の定位、低遅延を謳っている製品に注目。サウンドドライバーが大きいと一般的に音質が良くなる傾向にあるため、こちらもチェックしておくと安心です。
また、インピーダンスが高い製品はノイズが少なくクリアな音声になりやすいですが、反面、音量が小さくなる傾向にあるため、別途アンプが必要になる場合もあります。
D:屋外でも集中して快適にプレイするなら?
屋外での使用が多いのであれば、ノイズキャンセリング機能や長時間つけていても疲れにくいものなどをチョイスすると良いでしょう。ノイズキャンセリング機能は外音をシャットアウトし、音源への没入感を高めることができます。
また、フィット感が高いものを選べば長時間使用していても疲れにくく、快適に使用できるでしょう。なお、外音にも注意しなければいけない場所で瞬時に取り込みができるような機能があれば安心です。
フィット感も重要! ヘッドセットとどっちがいい?
【エキスパートのコメント】
イヤホンとヘッドセットの大きな違いは装着感の違いです。イヤホンは圧迫感が少ないですが没入感が低め、逆にヘッドセットは耳を覆うので長時間使用していると疲れやすいですが外音をしっかりシャットアウトできます。
また、イヤホンはカナル型とインナーイヤー型に大別できます。カナル型はイヤホンのラバー部分を耳に入れるタイプでフィット感が高く、没入感が高め。インナーイヤー型は本体ごと耳穴に入れるタイプで、外音もある程度聞こえるのが特徴です。