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【この記事のエキスパート】
住まいづくりナビゲーター／一級建築士・インテリアコーディネーター：神村 さゆり
住宅メーカー、ゼネコン設計部、設計事務所等で約300棟の新築設計実績と現場代理人女性としては希少な現場監督経験を生かしリフォーム物件も約70棟手がける。
住宅や暮らし方、環境整備をテーマに、これまで一般企業研修・公的機関・学校等にて講師としてこれまで述べ5000人以上を指導。
整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト資格認定講師として800名余の資格者を認定。また資格試験対策として二級建築士やインテリアコーディネーターの受験指導も行っている。手描き図面やイラストでのプレゼンにも定評があり、多くの文具を試してきた。
多趣味が高じて醗酵教室や手抜き家事教室を開催し好評を得ている。
子ども３人。A型・獅子座
本記事では、ネジ頭に六角星形の凹みがあるトルクスドライバーセットの選び方とおすすめ商品を紹介します。一般的なネジ穴ではないので、簡単に取り外したくないようなPCやスマホ、ゲーム機などの精密機器に使われることが多いです。T4、T5というサイズ表記です。
トルクスドライバーセットの選び方
それでは、トルクスドライバーセットの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】トルクスネジの形
【2】ネジサイズ
【3】マグネット式かどうか
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】トルクスネジの形をチェック
【エキスパートのコメント】
ネジ頭に六角星形の凹みがあるものをトルクスと呼びます。このトルクスネジは「T型トルクス」とも呼ばれ、通常のネジとは違う形状をしているため、簡単に外してほしくない部分などに使用されます。
また、さらに一歩すすんだ特殊な「いじり止め」タイプは、トルクスネジのくぼみの中に突起が付いているので、通常のトルクスドライバーが使えません。このタイプには、いじり止めトルクスドライバー（先端の中央に穴が空いている）を使用します。そのほか、「E型トルクス」は六角ボルトのような星形をしていて、Eトルクスソケットをかぶせて使用します。
このように、トルクスネジにはT型といじり止めとE型があり、ドライバーもそれぞれ異なることを覚えておきましょう。
【2】ネジサイズをチェック
【エキスパートのコメント】
セット品ではT4～T10のサイズが多く、そのほかのサイズは別売りであったりします。使用するサイズをあらかじめ確認することが大事で、これを怠るとせっかく買ったドライバーセットが無駄になってしまいます。
また、セットはトルクスだけでなく、六角や三角などもそろえていることもあり、一度に購入できる利点もあります。ハンドルの形状や機能も好みに合わせて選定することもできます。
【3】マグネット式かどうかチェック
【エキスパートのコメント】
マグネット式は、磁気の力でネジを吸いつけてくれます。小さなネジであっても、ドライバーの先端に吸い付けられるため、うっかりネジを落としてしまうことがありません。入り組んだところのネジ回しにとても便利です。
ただし、精密機械には磁気に弱い部品が多く存在します。うっかり接触してしまうと故障してしまうおそれがあります。作業効率はいいのですが、精密機械を主に扱うのでしたら、使用は控えたほうが安全です。
