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【この記事のエキスパート】
作家/アウトドアライター:夏野 栄
作家、マルチクリエイター、アウトドア・ファッションのライター・エディターとして活躍。
アウトドア誌やファッション誌でジャンルを超えて連載。ライトノベルやゲームシナリオを執筆。
アウトドアでは『キャンプチャリ』の制作やキャンプ場プロデュースを手掛ける。またファッションマーケットの企画運営からプロダクト開発まで幅広く活動。山岳部出身、海育ちのテンカラ師。
『BE-PAL』や『camp hack』、『OCEANS』や『MonoMax』『Fine』といったメンズ誌のほか、女性ファッション誌にも参加。
タックルボックスは、釣り道具を収納するために使う便利なアイテム。メイホウやダイワなどから、小型・大型、ロッドホルダー付き、自分好みにカスタムできるタイプ、ランガンモデルなど多数の商品が発売されています。この記事では、タックルボックスの選び方、ユーザーのイチオシ、エキスパート、編集部が厳選したおすすめ商品を紹介します。
タックルボックスの選び方
それでは、タックルボックスの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】タックルボックスの種類で選ぶ
【2】釣りのスタイルで選ぶ
【3】保管や持ち運びのしやすさで選ぶ
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】タックルボックスの種類で選ぶ
タックルボックスは、大まかに3種類に分けられるので、タイプ別の特徴を知っておきましょう。
アタッシュケースタイプ
持ち運びのしやすさにすぐれるのがアタシュケースタイプ。ルームも2つに分かれているものが多く収納しやすいのもメリット。収納するときと持ち運ぶ時とでは、中のものが移動するのでごちゃごちゃになりやすいところがある。
多段式タイプ
引き出し式になっているものや、フタを開けるとトレーがせり上がってくるものなど、トレーの動作はさまざまですが、収納したモノのほとんどを一目で確認できるのがメリット。持ち運びというよりは現場での見やすさ・使いやすさに重きが置かれている。
バケットタイプ
収納するモノのサイズや大きさに一番柔軟に対応できるのがバケットタイプ。細かい仕切りなどがあまりなく、大きな空間をフレキシブルに使えるのがメリット。使い方次第ではありますが、中のものが探しにくいところはある。
【2】釣りのスタイルで選ぶ
各釣りのカテゴリをはじめ、それぞれの釣り方にいたるまで釣りにはさまざまなスタイルがあります。カテゴリによって道具が異なり、釣り方によって道具の携帯方法と量が異なります。まずはどの釣りでどんな釣り方をするのかという点を明確にします。
ボートから釣りをする場合は収納力を
ボートで釣りをする場合、タックルボックスのサイズを気にすることなく荷物を持ち込めますので、大型のタックルボックスがおすすめです。また、1つで足りないようであれば、2つめに多段式タイプを追加するなどしてもよいでしょう。
陸から釣りをする場合は携帯性を
陸から移動しながら釣りをする場合やルアーでのランガンと言われる広範囲をスピーディーに探る釣りの場合には、携帯性を優先したタックルボックスを選びましょう。
【3】保管や持ち運びのしやすさで選ぶ
タックルボックスは釣り場で使うだけではなく、自宅保管や車内をメインで使う場合もあります。道具の整理方法を覚え、各所に適したタックルボックスを選ぶことでより釣りの効率がアップします。道具の整理はパソコンのフォルダ管理と同じです。
たとえばフィールドで今日使う一軍道具だけをしまうケースが、細分化したフォルダの最下層に該当します。最上層の「釣り道具」フォルダに該当する部分が自宅保管用の大型タックルボックスとなり、次に下の階層となる「今シーズンor特定のポイントの道具」フォルダに該当するのが車載用タックルボックスとなります。
できれば車載用とフィールド用のタックルボックスを別に用意し、車載用から厳選した道具だけを小分けにした「本日の一軍道具」フォルダに該当する道具のみを、フィールドで使うタックルボックスに収納します。フィールド用は移動に適したタックルボックスを選びましょう。「どこに保管する用途か?」という面にも注目して選ぶとより最適なタックルボックスが見つかります。
人気メーカー・ブランドの特徴
タックルボックスを発売している人気のメーカー・ブランドを一部ピックアップして紹介します。
MEIHO(メイホウ)
メイホウとは明邦化学工業のことで、1947年に大阪府で創業したプラスチック収納ボックスの企画製造販売を専門とする企業です。
プラスチック射出成型加工事業は1962年から行っており、同年に明邦化学工業所として改組されました。釣り用のバケットマウス、ルアーケース、ツールボックスなどの各種プラスチック収納製品を提供しています。
メイホウのタックルボックスは耐久性と機能性、リーズナブルな価格が魅力。プラスチック製でありながら、強度と耐久性を確保しており、長時間の使用や厳しい環境下でも性能を発揮します。また、多種多様なサイズと形状があり、釣り具の種類や量に応じて選ぶことができます。
DAIWA(ダイワ)
世界的な釣り具メーカーのダイワは、もちろんタックルボックスも製造しています。質実剛健さが売りのダイワのタックルボックスですが、耐久性や丈夫さだけでなく、便利な仕組みやおしゃれなデザインも特徴です。
使い勝手のよい両開きタイプのフタを備えたタックルボックスは釣り場で即座に道具の出し入れができるように工夫されています。また、それでありながらフタをしめれば座ることもできる堅牢性が魅力です。
デザイン的にも印象的なレッドがワンポイントとなっている製品から、紅牙ピンク、鏡牙パープルといった極めて印象的なカラー豊富です。
SHIMANO(シマノ)
シマノは、もともと自転車部品の製造で世界的に知られる企業ですが、その技術力と製造力を活かして、釣り用品の分野でもトップレベルのメーカーです。
多種多様な釣り用品を製造・販売していることで知られるシマノですが、タックルボックス自体のラインナップは多くありません。
ハードタイプのタックルボックスは事実上1製品のみとなっています。ですが、『タックルバッグ』という名のもとに、肩掛けができるベルトがついたタックルボックスが多数販売されています。
PLANO(プラノ)
プラノ・モールディングは、1932年にアメリカのイリノイ州で設立されたプラスチック製品の専門メーカー。プラスチックのインジェクション技術を活用し、多様なプラスチック製品を製造しています。
1950年代にはフィッシャーマン向けのタックルボックスを、1981年には高品質なポリプロピレン製ツールボックスを発表し、世界的なブランドとして認知されるようになりました。
現在、プラノは釣り具やハンティング用品の収納ケースの製造で知られ、特にタックルボックス(釣り具箱)の分野で高評価を得ています。
JACKALL(ジャッカル)
ジャッカルは、釣り好きのための日本のブランドで、特にルアーフィッシングで有名。そのデザインの斬新さと品質の高さで、釣り好きから愛されています。
ジャッカルの商品はたくさんあり、ハードルアーやソフトルアー、スピナーベイト、バズベイト、ジグ、ライン、フックなど、いろんな釣り具を提供。
そして、タックルボックスをはじめその商品は全部、科学的な考え方と実際に釣り場で試してみることで作られているのが特徴です。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)