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【この記事のエキスパート】
グリーンアドバイザー・愛玩動物飼養管理士:ふじえりこ
『はじめてでもカンタン!多肉植物の育て方・楽しみ方』(コスミック出版)では文を担当。『土作りで決まる!とびきりおいしい野菜の作り方』(ブティック社)『ベランダ菜園 おいしい野菜づくりのポイント70』(メイツ出版)では監修&執筆。『趣味の山野草』、エバーグリーンなどで連載執筆中。
豪華客船飛鳥のクルーズ講師、園芸教室Ceresを主宰するほか、都内植木市の園芸相談員歴20年以上。また、産業安全保健エキスパート、理科支援員・コーディネーター・アドバイザーの経歴を活かし『生き物たちのひみつ』(NHK)などのキッズライターとしての顔も持つ。
映画、漫画、健康分野にも精通し各種ライティング実績があるほか、『愛犬の選び方・飼い方・健康管理(主婦の友)』では取材ライターとしての実績あり。 多種多様、動物園の爬虫類館の植物管理経験も。植物はハーブを中心に、野菜、作物、多肉植物を栽培中。ハーブコーディネーター、植物文様研究家としても活動している。
ほかにも撮影現場のインテリアを手がける撮影インテリアコーディネーターとしても活動しており、植物を中心に現場を明るく彩るエキスパートでもある。
ガーデニングをするなら、賢く活用したいのが「バークチップ」と「ウッドチップ」。この記事では、バークチップやウッドチップのデメリットや注意点、選び方、おすすめ商品をご紹介。花壇に使いやすいタイプやお庭のデザイン向けのおしゃれな商品までピックアップ。ユーザーの口コミにも注目です。
バークチップとは
バークチップとは、アカマツやクロマツなどの樹皮を砕いたチップのこと。大きく丸みを帯び、赤みがあります。また、ウッドチップと比べ、ややサイズが大きいのも特徴のひとつです。
土のうえに敷くことで直射日光を防ぐことができ、その結果、雑草の発芽・繁殖を防ぐ雑草防除効果があります。さらに、土の乾燥防止、夏の土の温度上昇、あるいは冬の温度の低下などを防ぎ栽培植物の根を守ってくれる働きもあります。
ウッドチップとの違い
一方で、土のうえに敷くチップには「ウッドチップ」もあり、どんな違いがあるか気になる方もいるかと思います。
ウッドチップは、スギ、ヒノキ、クスノキなどの木材をこまかく砕いたもの。バークチップが樹皮だけなのに対し、ウッドチップは木材全部を使用します。木材によって色や香りに違いがあり、中には、その香りにより防虫効果があるものも販売されています。
土のうえに敷き、直射日光を防ぐことで、雑草防除や土の乾燥防止、夏・冬の土の温度変化の防止などを行う点については、基本的に同じ効果が見込めます。
バークチップのデメリット・注意点
バークチップやウッドチップのデメリットは、湿気がこもりやすいこと。
そのため、バークチップやウッドチップを引いた下の部分に水分が含まれ、虫が入り込んでしまう可能性があります。また、湿気が多いため、カビが生えやすくなる環境にもなってしまいます。
そのため、花壇やお庭など、できるだけ日当たりのいい場所に設置することをおすすめします。
バークチップの選び方(ウッドチップ含む)
それでは、バークチップ&ウッドチップの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記です。
【1】サイズごとの使用シーン
【2】鉢や植物の色
【3】用途
【4】害虫対策加工があるか
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】サイズごとの使用シーンをチェック
ウッドチップよりも一粒一粒が大きいバークチップは、一粒あたりのサイズを選んで購入できます。用途に応じたサイズのものを選びましょう。
Sサイズ:鉢植えなど向き
2cmほどの大きさで、粒の小さいSサイズのバークチップは、鉢植えなどの小さいスペースにも使いやすくなっています。適度なすきまを作ることで、鉢植えの根腐れも防げます。
メーカーによっては、Sサイズよりもさらに小さめのSSサイズや2Sサイズ、3Sサイズなどの展開もあります。用途に応じたものを選びましょう。
Mサイズ:庭や花壇など向き
一粒あたりが3cmほどのMサイズのバークチップは、ある程度範囲のある場所に使うのに向いています。花壇や庭のガーデニングに使いたいときには、Mサイズのバークチップを選びましょう。
また鉢植えに使う場合でも、Sサイズのバークチップを中心に少しだけMサイズのバークチップを入れると、おしゃれな見栄えも楽しめます。
Lサイズ:展示用デザインやドッグランなど向き
一粒あたり6cmほどの大きさがあるのがLサイズのバークチップです。一粒の大きさがあるので、広い範囲に使いたいときに向いています。ガーデニングだけでなく、庭の広い範囲にまきたいとき、ドッグランに使いたいときなどはLサイズのバークチップを選びましょう。
メーカーによってはLサイズより大きい2Lサイズや3Lサイズを発売している場合もあります。
【2】鉢や植物の色をチェック
【エキスパートのコメント】
植物を庭先や鉢に植え替えたあと、オシャレに見せたい! そう思ったときには、表土を覆土材で隠すのが一番。キレイな景観をつくるバークチップ・ウッドチップをうまく使いましょう。
基本的には植物の色のバランスや鉢の色に合わせて選ぶといいでしょう。大きさや色などもさまざまなタイプがありますので、植物との大きさのバランスも考慮して選んでみてください。もちろん、庭先で使う場合には、周囲の景観に合わせて選ぶといいでしょう。
また、ウッドチップは樹の種類によっては香りも違うので、ヒノキなど香りのよいものを選ぶことでアロマな楽しみ方もプラスできますよ。
【3】用途をチェック
雑草防除や乾燥防止など、土のうえに敷く目的で使うならバークチップ、ウッドチップどちらでも問題ありませんが、それぞれで特徴があります。使う場所や目的に応じて適したほうを選びましょう。
バークチップはウッドチップよりも一粒あたりが大きいため広い場所に敷き詰めやすい、同じ量ならコストがおさえられる、土表面を確認したいときにはどかしやすいメリットがあります。ウッドチップは材料によっていろいろな香りが楽しめるので、臭いの改善にもつながる、クッション材としても使用できるメリットがあります。
なお、購入するさいにはバークチップとウッドチップを間違えないようにしましょう。
【4】害虫対策加工があるかチェック
【エキスパートのコメント】
バークチップやウッドチップを害虫防除のために選びたいなら、虫除けとして使われている木の種類を選ぶようにすることがおすすめです。ちなみに、シロアリに関しては、基本的には最低1cm程度の厚みがないと巣をつくることができないとされていないため、バークチップやウッドチップではその害は少ないとされています。
とはいっても、心配な場合にはヒバなどの防シロアリ効果の高い木材を使用したウッドチップを使うといいでしょう。もちろん使用する前には、すでにシロアリがいるかいないかの確認をすることも忘れずに!