お笑い芸人の有吉弘行とタレントのマツコ・デラックスが、25日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』(毎週水曜23:20~24:20)で、「仕事が長続きするコツ」について語った。
40歳会社員から、番組に「10年以上1つのことを続けられません。仕事は最長5年程で退職しています」「長続きするコツはありますか?」という相談メールが寄せられた。
これにマツコは、「人間は飽きますよ。『飽きた=辞め時』と思わないことだよね」と助言し、「『うひゃー!』って楽しいわけじゃないけど、飽きた先にも楽しさって、ある気がするんだよね」と自身に置き換える。一方の有吉は内職していた母の姿を、「ただただ生きていくためにって感じだったな……。毎日同じような作業をしてたけど、そこに楽しみを見つけているだろうなというふうには思わなかったな」と思い返した。
これを聞いたマツコは、有吉の母の心境を「頑張ることが家族を支えることなんだって思う喜びみたいなものはあったはず」と推し量り、「やっている仕事が『YESかNOか』だけじゃない。『働く』ということに対する喜び」と解釈。有吉は「『長く続けるコツは』といわれても難しいのよ。俺は単純に失った時間を取り返してやるっていうだけだから」と貪欲な一面をむき出しにして笑いを誘った。
「そうね、そんなもんだよ」と同調し、「20年ぐらい前に己の身の程を知ったわけよ。『ありがたい』と思って目の前の仕事をやらせてもらうしかなかったからね。だから、そんなに自分に可能性感じないもん。転職できるって、すごいと思うんだよね。勇気もそうだし、自分が次の職場に行って、自分のこの能力が新たに役に立てるって自信があるわけじゃん」とマツコ。
この話題の冒頭、有吉は「僕らの世界は飽きて辞めたら終わりだからね。5年で辞めて、また次の職を見つけられるのがすごい。そういう人いいな」と相談者を褒め、「俺、辞めたら引退だから」と自身の引き際にも触れていた。