俳優の賀来賢人が主演する日本テレビ系ドラマ『ニッポンノワール ―刑事Yの反乱―』(10月13日スタート、毎週日曜22:30~)がこのほど、スタジオ撮影の初日を迎えた。

  • 賀来賢人=日本テレビ提供

ロケは今月上旬からスタートし、主人公・遊佐清春(賀来)と公安部のエース・才門要(井浦新)が激しいやり取りを交わすシーンや、物語冒頭で遺体となって発見される碓氷薫(広末涼子)が息子と過ごした日々の回想シーン、「パーリーピーポー!」が決めゼリフのファンキー刑事・名越時生(工藤阿須加)が所狭しと暴れまわるシーンなど、順調に撮影を進めてきた。

そんな中、ホームグラウンドとなる捜査一課のセットが完成。清春をはじめ捜査一課長の南武修介(北村一輝)、刑事の江國光成(杉本哲太)、高砂明海(立花恵理)ら碓氷班メンバーも初めて勢ぞろいしてスタジオ撮影の初日を迎えた。

緊張感のある空気の中、1シーンを撮影するごとにスタッフ、出演者がアイデアを出し合いながら、細部までこだわった撮影が進行。井浦が先日誕生日を迎えたということで、碓氷班のメンバーとスタッフからサプライズの誕生日祝いが行われた。腕っぷしが強く“雲のような存在感”で異彩を放つ役を演じている井浦も、この時ばかりはうれしそうにおちゃめな表情を見せていた。

  • 井浦新(前列中央)のサプライズバースデー=同

ここまでの撮影を振り返り、賀来は「作りこまれた警察署の中や空気感がすごく素敵でしたし、碓氷班のメンバーが全員勢ぞろいしたので、芝居で感覚がつかめたのは大きいですね。まだ序盤なので、遊佐清春はどこまでテンション上げていいのか、声のトーンなども探りながら演じ始めました」と感触をコメント。

また、南武修介(北村)との関係性ついて、「北村さんが話す場を設けてくれて、監督とも共有できたのですごくいい話し合いをしながら進められています」といい、「台本の文字で見た時より、演じてみると、遊佐清春はより人間的だし、その魅力を膨らませる方法がすごくあるキャラクターだと感じていて、彼のクールだけじゃない部分も表現できると思っています。演じていくうちにもっとアイデアが出てくるオリジナル作品だと思うので、OAを楽しみにしていただけたらと思います」と呼びかけた。