アイシービーは9月26日、20~50代の女性を対象とした「資格取得後の失敗」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年9月3~4日、有効回答は1,113人。

  • 左:資格を元にお仕事に就いたことはありますか? / 右:実際にお仕事で資格は役に立ちましたか?

    左:資格を元にお仕事に就いたことはありますか? / 右:実際にお仕事で資格は役に立ちましたか?

資格スクールで勉強をした経験はあるか尋ねると、約4人に1人の23.6%が「はい」と回答。「はい」と答えた人に持っている資格の数を聞くと、「1つ」が26.6%、「2つ」が20.5%、「3つ」が18.6%、「5つ以上」が17.1%と続き、資格スクールで勉強をしたことがある人の9割以上が資格を取得していることがわかった。

資格を元に仕事に就いたことがある人は64.6%。しかし、実際に仕事で資格は役に立ったかとの問いには、「とても役に立っている」が51.3%、「入社時に役に立った」が30.6%、「業務時には特にいらなかった」が12.5%、「ほぼ役に立たなかった」が5.6%と、実務で役に立ったと答えた割合は半数にとどまった。

回答者からは、「資格を取ったものの、もう1ランク上の資格じゃないとなかなか職に就けないことが分かって悔しかった」(神奈川県/20代/専業主婦)、「周りは資格を持った人ばかり。その中でどう働くか、資格の活かし方を学んでいなかった」(山口県/30代/パート・アルバイト)といった声が寄せられ、同調査では「資格を取得した女性の多くが資格を元に仕事に就いた経験があるものの、実際に業務に活かせていない方が意外と多い」と指摘している。

今後に取得したい資格を聞くと、「自分が豊かに輝くことができる資格」が58.3%でトップ。通いたいと思うスクールは、「お仕事に活きる資格を取り扱っている」が40.8%で最も多かった。