テレビ朝日系ドラマ『おっさんずラブ-in the sky-』が11月2日(毎週土曜 23:15~24:05)からスタートすることが27日、明らかになった。
同ドラマは2018年4月期に同局系で放送され、「おっさんずラブ」が「『現代用語の基礎知識』選 2018ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに入るなど、大きな反響を呼んだ。
今回は"空"を舞台に、主演・田中圭はCAを、吉田鋼太郎はパイロットを演じる。そして千葉雄大、戸次重幸も加わる。
田中が演じる主人公・春田創一は、35歳にして突然リストラされ、航空会社に転職した新人CA。モテない独身男・春田に、突然のモテ期が訪れる。
そんな春田に思いを寄せる吉田演じる機長・黒澤武蔵。黒澤は、“グレートキャプテン”と呼ばれるほど技術・人柄ともに優れたパイロットで、各所からの信頼も厚く、春田にとっても憧れの存在だ。春田とフライトを重ねるうちに、少しずつ彼を認めるようになり、いつの間にか恋をしてしまう。
千葉が演じるのは、副操縦士の成瀬竜。戸次はストイックな職人肌の整備士・四宮要役で出演する。
ドライで人付き合いが悪く、自分にも他人にも厳しめな成瀬は、春田のように人の懐にズカズカと入ってくるタイプがもっとも嫌いだったはずだったが…。そして四宮は社員寮では春田の隣の部屋に住んでおり、春田とは公私ともに仲良くしていたが、ある秘密を抱えてしまう。
さらに、佐津川愛美が、春田がCAの道を歩むきっかけとなった高校時代のバスケ部の後輩で、広報を務める橘緋夏。MEGUMIが、毒舌で春田へのツッコミがさく裂する根古遥。正名僕蔵が、ウワサ好きで情報通のディスパッチャー・烏丸孫三郎。木崎ゆりあが、ガサツな元ギャルのCA・有栖川民代。片岡京子が、ホスピタリティに厳しい天然チーフパーサー・十文字美冴。鈴鹿央士が、四宮を兄のように慕う若手整備士・道端寛太を演じる。
田中、吉田、千葉、戸次のコメントは以下の通り。
田中圭
“ついに始まるなー”という感じです! 今回、新しく戸次さんと雄大が入ってきてくれたことは、素直にうれしいです。“鋼太郎さんがめちゃくちゃやる”特殊なおっさんずラブの現場を、早く体感して、早く慣れていただければいいなぁって思います(笑)。ぜひ、お2人には好き勝手やってほしいです! 僕自身は実はまだ迷っていて…。というのも“春田”というキャラクターは印象が結構強いので、前と同じことをやってもつまらないと思いつつ、わざと変えるっていうのも違うよなって思っていてます。でも、設定も違えば相手も違うので、同じことをやろうとしても自然と変わるだろうとは思っていますが…きっとクランクイン当日もまだ悩んでいると思います(笑)。
今は、新しいプロジェクトとして始まるこの作品を、少しずつ少しずつ自分の体の中に入れていってる段階ですが、衣装合わせで雄大と戸次さんに会ってみたら、自分でもびっくりするくらい、不安がなさ過ぎて! あぁこれは大丈夫だと思いました。もう鋼太郎さんが機長の格好をして歩いているのを見ただけで、なんか…爆笑しちゃいました(笑)。
前作とキャストが替わって寂しいという気持ちも、正直なくはないんです。でも、in the skyはまったく別のものなので、なんなら“キャストが替わった”っていう感覚も、僕にはなくて。僕らキャストがうんぬんというよりも、スタッフが優秀なチームなので、このメンバーで同じようにこの作品を作れたら新しい『おっさんずラブ』として、また何かが起きるんじゃないかなって思っています。本当に楽しみしかないです!
“人を想うこと”というのが、『おっさんずラブ』の1番のテーマだと思う。鋼太郎さん、雄大、戸次さんと一緒にお芝居をしていく中で、その“想うこと”が、今回はどういう形になるのか、とても楽しみです。
吉田鋼太郎
『おっさんずラブ』は、見ていただいている方からたくさん評価をいただいている、喜んでいただいている作品なので、“もっと面白いものにしなきゃならない”って気負いはあるんですけれども…、圭と共に、とにかく“おっさんずラブ魂”で肩の力を抜いて楽しくやろうよ、と言っています。僕らは本当に演じながら楽しんでいるところがあって、それが皆さまに伝わっているという部分もあると思うんです。だから、僕と圭が楽しんでいるのを、千葉くんと戸次にも感染させて、もっともっと大きな楽しい塊にして、皆さまに見ていただきたいなと思います。ちなみに戸次とは付き合いが長くて、共演もいっぱいしているので、彼は僕のアドリブにも怯えていないと思います(笑)。
今回はこれまでの中でも1番ガラッとシチュエーションが変わりますし、共演者もガラッと替わるということが、とても新鮮であり、楽しみであり、ちょっと悲しい(笑)。なにせとてもチームワークのいいメンバーだったので…。でも今回のおっさんずラブは、同じ人たちが別の世界に住んでいるというか…パラレルワールドっていうのかな。早く新しい世界に飛び込んで、浸ってみたいなとワクワクしています。
僕としての目標は、前作にも増して真剣に春田を愛すること、それ一本でやっていこうと思っています。春田への愛の深さを増したいと思います。とはいえ、もはや僕としてはフラれているほうが快感なんですよね(笑)。武蔵の愛が成就する…ことはないような気が、僕としてはするんですが(笑)。
今回は、舞台が地上から空になるので、とてもスケールが大きくなるんだろうなと思っています。一世を風靡した風間杜夫さんに負けないように…教官を超える飛行機モノのドラマにしたいです(笑)。
千葉雄大
『おっさんずラブ』に出させていただくことを本当にうれしく思っています。でも、“アドリブがすごい”とか“笑いが止まらない”って書いてあるネットニュースを読み過ぎて…、実はアドリブに不慣れなので、頑張らないといけないなって思ってます(笑)。自然に出てきたものを楽しんでいこうと思っています。
最初お話をいただいたときに、プロデューサーさんとお会いして、僕の性格などについてもかなりお話したんですが、台本を見たら、それが反映されている部分があったんです。人付き合いが苦手なところとか、一途というか一生懸命なところが、これからどういうふうになっていくのかは自分でも楽しみではあります。でもどうやら“誰とでもキスする”キャラクターのようですが…(笑)、気持ちの面で、誰にどう僕が演じる成瀬のベクトルが向いていくのかを楽しみにしていただきたいなと思います。皆さんすごく優しく迎えてくださったし、プレッシャーを感じていてはダメかなと思うので、楽しんでいこうと思います!
戸次重幸
最初お話をいただいたときは“私でよろしいんでしょうか?”という感じでした。こんなに話題になっている作品のシーズン2なのに、私でいいのかなという申し訳ない気持ちのほうが大きかったです。おっさんであることしか自信をもってこの作品に臨めるところがないです(笑)。混じりっけのない、今年46歳の立派なおっさんなので、そこだけは自信があるんですけど(笑)。あと、とてもアドリブが多い現場だということを知ったので…プレッシャーです! 鋼太郎さん発信ということで、尚プレッシャーです(笑)! でも、ただ気負っていてもいい作品にはならないと思いますので、頑張ります。
僕、実はあまり恋愛モノに出演したことがなく、もちろん相手がおっさんというのも初めてですが…鋼太郎さんに負けず、千葉くんにも負けず、僕もおっさんを愛し抜きたいと思います!