iPhone 11シリーズの発売にあわせ公開された「iOS 13」は、いろいろな部分で機能の見直しが行われています。プライバシー保護はそのひとつで、システムが管理する位置情報を参照するアプリを"可視化"しています。ステータスバーの時刻部分が青く表示されるのは、その可視化のひとつです。
iOS 13以前、アプリに位置情報の参照を許可するときの選択肢は「許可しない」と「このAppの使用中のみ許可」、「常に許可」の3つでしたが、iOS 13からは「次回確認」という選択肢が増えています。起動時にこの選択肢をチョイスすると、次回アプリが位置情報を必要とするときには画面にダイアログを表示して、ユーザに許可を求めるしくみです。
アプリが位置情報を参照しているときは、ステータスバーの時刻部分(iPhone X以降のモデルは画面左上)が青くなり、白い「△」が表示されます。逆にいえば、この部分が青いときはインストール済アプリのいずれかが位置情報を参照しているということになります。
そして青地部分をタップすると、位置情報を参照しているアプリに画面がスイッチされます。位置情報を参照するアプリが複数起動しているときに場合には、直前に位置情報を参照したアプリに画面がスイッチされます。具体的にどのアプリが位置情報を参照しているか、以前は調べる方法がありませんでしたが、iOS 13ではそれが可能になったというわけです。
この青い部分がジャマに感じる場合は、位置情報を参照しているアプリを完全に終了するしかありません。Appスイッチャーを起動して(iPhone X以降のモデルでは画面下部を上方向へフリック)、該当するアプリを上方向へスワイプしましょう。しばらくすれば、青地は消えるはずです。