小田急電鉄は下北沢駅周辺の鉄道跡地を活用した開発エリア「下北線路街」の中心部(下北沢駅から徒歩4分の立地)に、約1年半の期間限定で屋外スペース「下北線路街 空き地」を開設。9月24日にオープニングセレモニーを開催した。

  • 「下北線路街 空き地」全体イメージ

「下北線路街 空き地」は「みんなでつくる自由なあそび場」をコンセプトに、「トライアルで飲食店を出店してみたい」「既存のお店とは異なるメニューをテストしてみたい」など、「やってみたい」を応援する空間を整備。期間限定で店舗を開設できるレンタルキッチンやキッチンカースペース(3台分)も設置する。

屋外ステージとスクリーンを備えた芝生エリアやイベントエリアも構え、音楽イベントやお笑いライブ、祭り、マルシェなどさまざまな用途に利用できる場とする。敷地内には下北沢で人気の日本料理店「namida」を営む田嶋善文氏プロデュースによる常設のカフェも設置。イベントごとのシーンやニーズに合わせたメニューを展開する。

  • 「下北線路街 空き地」ロゴイメージ

  • 「下北線路街 空き地」レイアウトイメージ

オープン後は、下北沢エリアにゆかりのあるアーティストによる音楽イベント、演劇の街を築きあげた「本多劇場グループ」と連携した演劇イベントなど、地域主体で下北沢らしい企画を続々開催。地域とともに「下北線路街 空き地」から下北沢の魅力を発信していく。下北沢交番横に位置する「下北線路街 空き地」の敷地面積は約1,400平方メートル。利用時間は8時30分から22時までとなる。

  • 9月24日に「下北線路街 空き地」のオープニングセレモニーが開催された

9月24日に開催されたオープニングイベントでは、小田急電鉄取締役社長の星野晃司氏が登壇。「下北線路街 空き地」を「そのまんまでひねりがないなと思いつつも、わかりやすいネーミング」と紹介した上で、「本日から2020年度まで、期間限定の利用をいまは想定しています。多様性のある下北沢エリアにおいて、さまざまなパフォーマンスや新たなチャレンジなど、皆さんの『やってみたい』を応援する空間となることを考えています」「イベント開催日以外はお子さまの遊び場としても自由に出入りできるように、地域の皆様に広く開放し、身近で愛される空間をめざします」と述べた。