灘五郷の蔵元20社の銘酒を一度に楽しめるイベント「灘の酒 Meets TOKYO.KYOBASHI」が、9月20~21日にかけて京橋エドグランで行われた。初日には鏡開きも行われ、100名に振る舞い酒も用意。一週間の仕事を終えたビジネスパーソンたちが江戸っ子を魅了した「灘の酒」を堪能した。
京橋で楽しむ灘の酒
灘の酒は、現在の兵庫県の神戸市東灘区・灘区および西宮市の「灘五郷」と呼ばれる地域で作られた日本酒。江戸時代には上方からの「下り酒」として江戸っ子に愛され、現代においては2002年から日本一の酒造量を誇るという、歴史ある酒どころだ。
9月20~21日にかけて京橋エドグランで行われた「灘の酒 Meets TOKYO.KYOBASHI」では、灘五郷の蔵元26社のうち、20社もの銘酒が集結。100円(税込)の試飲チケット付きおつまみなどを購入することで、灘の酒の味を気軽に楽しむことができた。初日である9月20日には鏡開きも行われ、先着100名が振る舞い酒を堪能。仕事帰りの極上の一杯に舌鼓を打っていた。
地理的表示(GI)の指定を受けた灘五郷
「灘五郷」は、2018年6月28日に国税庁から地理的表示(GI)の指定を受けた。この制度は、定められた製造を行った商品が地理的原産地に由来する品質や評価を備えている際に、原産地を特定する表示を行えるというもの。灘の酒のうち、味わいの要素の調和がとれており、後味の切れの良さをもつ商品が「地理的表示(GI)灘五郷」に認定されている。
灘五郷をめぐるスタンプラリー「パ酒ポート」も販売
灘の酒をさらに楽しめるガイドブック「パ酒ポート 灘五郷2019-2020」も550円(税込)で販売された。灘五郷でスタンプを19個全部集めると全酒蔵制覇の認定証が貰えるほか、参画している酒蔵やアンテナショップで冊子を提示すると、商品の割引やオリジナルグッズのプレゼントなどの特典を受けることができるという。日本酒ファンはぜひ挑戦したいスタンプラリーだ。