カメラ用の交換レンズでおなじみのタムロンが作品を募集していた写真コンテスト「第12回タムロン鉄道風景コンテスト 私の好きな鉄道風景ベストショット」の結果が発表されました。応募作品数は7,843点、応募のべ人数は2,038人でした。

一般の部で大賞を獲得したのは、千葉県の黒須雪美さんの作品「ドクターイエロー、田んぼを走る」です。稲刈りをする幼い2人のきょうだいを撮影した写真ですが、ドクターイエローのTシャツが2人できちんと1編成に見えるところがポイント。男の子が抱えた稲の束に沿って、列車が走り抜けているようにも見えるなど、構図に工夫を凝らしたことがうかがえます。

  • 一般の部で大賞を獲得した黒須雪美さんの作品「ドクターイエロー、田んぼを走る」

小・中・高校生の部で大賞を獲得したのは、大分県の玉田光さん(10歳)の作品「春の風景」。トラス橋を走り抜ける車両と桜を切り取った作品で、車両のライトも効果的な位置に収めています。優しい夕方の光に包まれた情景からも、作者がこの風景に心惹かれて写し取ったことがよく伝わる作品に仕上がっています。

  • 小・中・高校生の部で大賞を獲得した玉田光さんの作品「春の風景」

今回の鉄道風景コンテストで入選を果たした作品は結果発表のページで見られるほか、そごう大宮店(さいたま市大宮区)で開かれる写真展でも展示されます。写真展の会期は10月11日~10月31日で、入場は無料。