アスマークは9月24日、離職意向とエンゲージメント(愛着心・思い入れ)に関する調査結果を発表した。調査は3月14日~5月7日、同社運営の「D style web」に登録する15歳以上の男女11,888名(無職の方を除く)を対象にインターネットで行われた。

  • 今の職場への満足度/勤務継続・離職意向

    今の職場への満足度/勤務継続・離職意向

はじめに、「今の職場で働くことに満足していますか?」と聞いたところ、38.7%が「(どちらかといえば)あてはまる」と回答。また、「この職場で働き続けたいと思っていますか?」という問いに対しては、「(どちらかといえば)あてはまる」が42.9%、「どちらともいえない」が31.5%、「(どちらかといえば)あてはまらない」が25.6%となり、約4人に1人に少なからず離職の意志があることがわかった。

  • 転職回数別にみる社員タイプ

    転職回数別にみる社員タイプ

次に、転職回数によって社員タイプに違いはあるのかを調べたところ、模範型社員は、転職回数3回までに多くみられ、4回以上になると急減。他方、受け身型の社員は転職回数が増えるほど多い傾向がみられ、転職回数は3回までがボーダーラインであると言える結果となった。

また、年齢と転職回数別に満足度をみると、40歳にかけて一時的に低下するものの、45歳以降は再び上昇。さらに、転職回数が多くなるほど満足度が低くなる傾向がうかがえた。

一方、年齢と転職回数別にみる離職意向については、40歳にかけて一時的に上昇するものの、45歳以降では再度低下。また、転職回数が多くなるほど離職意向が高くなる傾向がみられたことから、不満があって転職を繰り返している人は、転職の度に条件が悪くなっていると推察できる結果となった。