オーディオテクニカは、業界最高クラスというアクティブノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスイヤホン「ATH-ANC400BT」を11月15日に発売する。価格はオープンで、店頭価格は税別27,000円前後を見込む。
また、スポーツ向けワイヤレスイヤホンの新製品として、音楽プレーヤー機能を備え、単体で音楽が聴ける「ATH-SPORT90BT」と、スマートフォンと組み合わせて音楽を聴くタイプの「ATH-SPORT60BT」を10月11日に発売する。詳細は後述する。
業界最高クラスのNC性能を追求した「ATH-ANC400BT」
IPX2の防滴仕様を採用した、ネックバンドタイプのワイヤレスイヤホン。イヤホン本体にフィードバックマイクとフィードフォワードマイクを搭載し、「QUIETPOINT ハイブリッドデジタルノイズキャンセリング技術」を投入して、“業界最高クラスの静寂”を実現するとしている。
ノイズキャンセリング効果は、スマートフォン専用アプリ「Connect」から以下の3種類のモードを切り替えられる。また、耳にイヤホンをつけていても周囲の音を聞けるクイックヒアスルー機能も利用できる。
- Airplane:航空機内のエンジン音などのノイズに特化したモード
- On the go:外出時の車の騒音や話し声、物音など幅広いノイズに効果があるモード
- Office / Study:オフィス内や図書館など、静かな環境で気になるノイズに対応するモード
新開発の2層の振動板を採用した、専用設計の12mm径ダイナミック型ドライバーを搭載し、「繊細な音まで丁寧に描き出す中高域、量感のある低域が静寂の中で聴ける」とする。
Bluetooth 5.0に準拠し、ワイヤレス再生時は最大約20時間利用できる(NCオン時)。コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX HDをサポート。プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPに対応する。
有線接続にも対応。USB Type-C端子を搭載しており、付属のUSB-CケーブルでUSB-C対応のスマートフォンなどにANC400BTを直結すると、再生遅延のない高音質サウンドが楽しめる。
3.5mmステレオミニケーブルでの接続も可能で、この場合はハイレゾ再生をサポートする。出力音圧レベルは93dB/mW。再生周波数帯域は5Hz~40kHz。インピーダンスは16Ω。重量は約87g。
音楽プレーヤー搭載のスポーツイヤホンなど2機種
ATH-SPORT90BTは音楽プレーヤー機能を内蔵し、ワイヤレス再生に加えて、単体でも音楽が聴けるスポーツイヤホン。ATH-SPORT60BTは通常のワイヤレスイヤホンで、スマートフォンと組み合わせて音楽を聴くタイプ。
価格はどちらもオープンで、店頭価格はATH-SPORT90BTが税別17,000円前後。ATH-SPORT60BTが同7,000円前後。カラーは、SPORT90BTがガンメタルブラックとゴールドネイビーの2色。SPORT60BTがブラック、ピンク、ホワイトの3色。
SPORT90BTは4GBメモリを搭載し、スマートフォンを使わずにイヤホンだけで最大約8時間、音楽再生が可能。「トレーニング中にスマホを床に落とす心配や、ポケットの重みに悩まされる必要がなく、最高のパフォーマンスを引き出せる」としている。再生対応ファイルはMP3 / WMA / WAV / FLAC / APE。
Bluetooth 5.0準拠のワイヤレスイヤフォンとしても利用でき、コーデックはSBCとAACに対応。Bluetooth再生時は最大約5時間利用できる。
雨や汗に強く、まるごと水洗いもできるIPX5相当の防水仕様。さらに、4種類のイヤーフィンと4種類のイヤーピースを同梱し、自分の耳に最適な組み合わせを選んで装着感を高められる。
SPORT60BTもIPX5相当の防水性能を備えたスポーツイヤフォン。Bluetooth 5.0に準拠し、コーデックはSBCとAACに対応。最大約6時間再生できる。
イヤーフィンとイヤーピースは各4種類を同梱し、自分の耳に合わせて選んでフィット感を高められる。
どちらも6mm径のダイナミック型ユニットを搭載。出力音圧レベルは90dB/mW、インピーダンスは16Ω。再生周波数帯域は、SPORT90BTが20Hz~25kHz。SPORT60BTが20Hz~20kHz。
耳元で音楽再生や通話操作、音量調整ができるインラインコントローラーを搭載。ハウジングにマグネットセンサーを搭載し、左右をくっつけると音楽再生を一時停止する。SPORT90BTは、音楽を聴きながら周囲の音を確認できるヒアスルー機能も使える。重さは、SPORT90BTが約22g。SPORT60BTが約17g。