30日にスタートするTBSの朝の情報番組『グッとラック!』(毎週月~金曜8:00~)でMCを務める落語家の立川志らくがこのほど、東京・赤坂の同局で囲み取材に応じ、意気込みを語った。
ともにMCを務める国山ハセンアナウンサー、アシスタントの若林有子アナウンサー、芸能レポーターの高野貴裕アナウンサー、気象予報士の根本美緒とともに取材に応じた志らく。「自然体でやろうと思っている。『ひるおび!』を3年くらいやっていて、それがすさまじく拡大したつもりでいるので、自分の生活の一つにできれば。生活の一つになれば、朝早くても大変じゃないと思うので」と話し、「立川流は寄席に出られない。私はTBSが寄席だと思っています」と加えた。
不安を聞かれると「体力的な心配は多少ありますね。年齢も56歳で、落語家生活来年35周年。周りを見ているとこれから老成に入っていく。何を私、この時期に一番忙しくなっているんだろう」と打ち明け、「でも落語ファンが将来の名人候補が1人死んだって言い方をするんだけど、午前中に落語会やっているやつは1人もいない。夜は落語会やるから」と意見。「人が見ていないステージを見るのが落語にとってはプラス。月~金曜、しかも2つ番組、いろんなものを見られるから、おそらく名人候補は消えていない。より人間国宝の道が近づいた。こんだけ上から目線で乱暴なことを言ったら国がくれるわけない」と冗談交じりに野望を語った。
また、「志らくはコメンテーターで責任のないところで言っているから面白いのに、全体を見渡して忖度をしたら面白さがなくなるんじゃないかって余計なお世話の心配をする人がいるんだけど、そうじゃなくて好きなだけしゃべってくれと言われている」と世間の心配の声に対してコメント。「私はメインMCだけれども、コメンテーターの拡大版みたいなもの。好きな言葉ではないけど、御意見番というポジション」と説明した。
さらに、賛否両論の声について「感情があるから悪く言われてうれしいということはない」と言うも、「スルーされるよりは話題になっているということは、大した影響力があるんだなって。私がメインをやるっていうだけでこんなに世間がざわつくのって。ちゃんと爪痕を残してきたんだなと」と影響力を実感。「私は炎上はするけれど、そんなひどいことを言って炎上したことはおそらくない。一つの意見をごまかして言うのではないので、私の意見に対して違うっていう人がいるのは当然」と捉え、「言葉の通り魔みたいな連中が多い。そういう大人になるなと子供に教えるのも教育だし、そういう人を相手にしない」と炎上との向き合い方も明かした。
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