阪急交通社は、JR東日本の観光列車「海里」を旅行会社で初めて貸し切るツアー「山形の名湯・美食の旅3日間」を9月18日から販売開始している。

  • JR東日本の観光列車「海里」

「海里」は9月29日に定期運行を終了する「きらきらうえつ」の後継として投入され、10月5日から運行開始する新観光列車。「新潟の食」「庄内の食」と「日本海の景観」をコンセプトに、ダイニング車両を含む4両編成で新潟~酒田間を走行する。

今回のツアーは「山形県名湯・美食の旅3日間」と題し、東京駅・上野駅・大宮駅から上越新幹線で出発。3日目の復路に酒田駅から新潟駅まで「海里」に乗車するコース(10月27日出発)と、1日目の往路に新潟駅から酒田駅まで乗車するコース(10月29日出発)の2コースを設定する。

現地では、山形県を代表する名湯・あつみ温泉と天童温泉の名旅館に1泊ずつ宿泊。行程中の食事は、山形県ならではの食材を生かした料理が提供されるという。世界最大級のクラゲ水族館である加茂水族館、出羽三山の奥宮とされる湯殿山神社など、山形県内の観光地も巡る。

  • (画像左から)「海里」1号車車内、加茂水族館、梵字川渓谷

2名1室利用時の1人あたりの旅行代金は、通常プランが7万9,800円、「海里ランチ」が付くランチプランは9万9,800円。申込みは、阪急交通社のウェブサイトで受け付ける。